「2017年12月」一覧

185日目。闇は抜け出せる。

2017/12/21 心・気持ち

以前の仕事でお世話になった方と10年ぶりくらいにお会いした。こうやって誰かに会うことができるのはとてつもない進歩だと思う。２年ほど前にも会おうという話があったが、それとなく遠ざけていたのは毎日言いようもない悲しみに暮れていたから。薬に浸かっていた頃は精神的に参っていた。

懐かしいこと、現在のこと、これからのことなど話は尽きない。知識や経験が豊富な大先輩には素直にいろいろ話してしまう。薬のこともわかる方で、うつのことも聞いてみた。特殊な仕事をしていた私たちの周りには当たり前のようにうつ患者はいたから、不思議なことではない。やはり薬を飲めば飲むほど悪くなることが多く、うつの薬はうつを治さずうつを悪化させるとみんな思っていたそう。断薬を推進する病院もほぼないし、一生浸かるだけだとの認識。話しながらこんなことを話題にすることもこれで終わりだなと感じていた。

ちょっとした悩みもばっさり解決してもらいながら、これからは無理することなくやりたいことをやっていけばいい、まだまだできると勇気をいただき、年明けに再会を約束。これからは共通の趣味で遊ぶことも決まり。誰かに話を聞いてもらうこと、相談することがこんなに心をラクにするなんて、こんな考え方もあるんだと誰かの意見を聞けるなんて、新鮮な感情でいっぱいになった。

ずっとぐるぐるとひとりで悩み苦しんでいた頃はなんだったんだろう。人を憎んで恨んで誰も信じられずに、孤独で闇の中にいたあの時間、終わりなんてない、出口なんて見つかるわけないと思っていた。それでも心を強く持っていれば、病に負けない気持ちがあれば、必ず抜け出せるんだと実感した気がする。闇からの抜け出し方は人それぞれなんだろうが、抜け出したい気持ちがあれば、自然に抜け出せる力も身につけていくんだろうと思う。怯えて無理して誰かに合わせた生き方はやめて、自分の気持ちに正直に生きていればいい。過去の自分にそう伝えてあげたい。

あー、やっとここまできたんだな。

184日目。お風呂。

2017/12/20 体調

何度も目が覚めたけれど、トータル６時間くらい眠れた。だいぶ眠れるようになってきた感触がある。疲れも解消できてないから、後のことを考えないでいいのならばもう十分というところまで眠ってみたい。

お風呂が怖くなくなって入ることができるようになり、寒いのも手伝ってかなりの長風呂になっている。あまりにもひどい冷えから、高めの温度設定にしていても身体が熱さを吸収してすぐにお湯が冷たくなる。身体の芯まであったまるには何度もお湯をあたため、結局１時間くらい入っていないといけない。その間リンパマッサージをしたり、スマホを持ち込んで情報収集をしたり、意外と集中する時間にもなっているので楽しくなってきた。この長風呂で体力も使うのか、疲れて眠気につながっている気がする。デトックスもできているようでむくみも取れてきたし、少しだけれど体重の管理にも使えている。結構な時間を費やすので、もっとうまく使うことができないかと模索中。いい環境を作って、勉強にデトックスと充実したバスタイムを過ごせるようにしたい。

183日目。好きなことを広げる。

2017/12/19 クリニック

久しぶりに起きるのがいやだなぁと思っていたらクリニックの日だった。疲れが抜けていないのと寒いので起き上がるのに時間がかかった。

お花で受賞したことを元に話す。お免状も持っているなら仕事にしてやっていくとか、自分はどうしていきたいかを考えていこう。誰かに相談してみるのもいい。好きなことから派生させていくことはプラスの思考が働くから。やらされるのではなく、やりたいことを意識していこう。という話を延々とした。就労支援センターもやっぱり勧められ、いろんなアプローチで仕事見つけようというまとめ。ひとまず行動しているのでいい傾向だと言われた。

この数週間は休みなく動いているからほんとに自分でもびっくりする。腰の痛みを感じたり、脳の動きが遅いときにふとまだだなと思うけれど、やることも多くて休んでいる暇もない。寝た子を起こさぬように、ひとつひとつの行動をそーっとするように気をつけているので無理はしていない。一段落したときに心理的に揺り戻しが起きないかどうか、体力的にもこのままの調子で動いていられるのか、客観的に見ていきたい。

182日目。安眠に期待。

2017/12/18 睡眠

肩こりと腰痛をなんとかしたいのと、お買い物のポイントがたまっていたのもあって、マットレスと枕を新調してみた。いつにも増して寝るぞという気合いが入ってきた。

ただこのマットレスを決めるのには随分と時間がかかった。失敗したくないばかりであれこれと悩み続けた。都合上選択肢が限られていたから、余計にその中で自分に合う最高のものを選びたかった。何週間もかけて悩んだ結果、最初に目をつけていたものになってしまったから、すごく長い時間を費やしたことになる。直感であっても長く考えても同じ答えなら、早くに決めててもよかったと相変わらずの優柔不断さにあきれる。

なんでもそうだけれども、これはという問題点が見えてきたらできれば早めに解消したいと願う。モノによっては割と答えまで長くひっぱる方だったが、長引いていいことはあまりないような気がする。長く考えて何かを生むならいいが、ぐるぐると同じところを回っているだけなら、早めに脱出して頭から問題を取り除く方がいい。すっきりもするし、違うことへ意識を向けられる。

そんなこんなで新調した寝具たち。あとは効果が出ることに期待したい。

181日目。ご褒美。

2017/12/17 心・気持ち

今日まで開催されていたお花のスクール展。基本隔年ごとに開催されていて、これまでもほぼ参加している。何十人もの生徒さんが出展する中、ありがたいことに毎回何らかの賞をいただいていたのだが、今年は身体も頭も不十分で準備までに相当な時間もかかってしまった。花材も思い通りのものが入らないなど、ギリギリまで切羽詰まった状況が続き、もうやめようかと泣きたい気持ちでいっぱいだった。それでも負けない心を持つんだと言い聞かせて、外では笑って前を向いていた。そんな諦めの境地にいたところ、なんと過去最高の「最優秀賞」をいただいてしまった。

参加するなら欲しいとはうっすら思ってはいたが、連続して受賞することはとても難しいのも分かっている。常に新鮮でデザイン性と技術力の両方が優れていなければいけない。とにかく今回は身体と頭が持つのか心配だった。お稽古も何ヶ月もお休みしていたし、自信も何もなかった。それなのに受賞できて、自分は大丈夫なんだという小さな自信に繋がった。ほんとにありがたい。前に進むきっかけができた。

またお花とは別に、仕事でスカウトしてくださる方ともお話ができた。この先どうなっていくのか見えないところは大きいが、この状態の私にオファーしてくださることに感謝。間違ってない、大丈夫と、こちらでも勇気をもらった。

断薬から半年、苦悩しながら経てきた結果が、こんな嬉しいプレゼントになって、現実に目の前に現れてくれるなんてほんとにありがたい。まだ生きていなさいと言われてるような気さえしてくる。

180日目。断薬から半年。

2017/12/16 断薬

目安にしていた半年が経過。不思議なもので断薬当初の地を這うほどの恐ろしい苦しみは思い出されない。完全復活まではもう少しかかるかもしれないが、普通に近しい生活を、落ち着いた精神で送ることができている。

今でも困っているのは睡眠。体調によって眠れたり眠れなかったりと落差がある。ひどい時は完徹、眠れても３時間から６時間くらいをうろうろ。途中覚醒は当たり前で、連続しては眠れていない。以前に比べたら眠れたという感触は得られるようになったものの、もっと充実した睡眠をとることができたらと願う。睡眠がとれないとめまいやふらつきが起こり、その不安によって動けなくなったり自信をなくしたりして日中の行動にも影響がでる。少し眠れるだけでも、身体がラクになるのはもちろん、心もすこぶる調子が良くなる。睡眠の重要性がほんとによくわかった。さらなる改善を目指す。

やや困っていることは、視力低下、記憶障害、腰痛、肩こり、身体の硬直、めまい、イライラ、感情（時に攻撃的）、喉の詰まり、冷え、意欲の低下など。

身体が硬直することが呼吸にも影響し、睡眠にも及んでくるのでなんとかしたいところ。腰痛も昼間の行動を制限してしまうことと、横になっても痛みが続くので、こちらも睡眠に差し支えがある。冷えも同様。記憶はこれから困ることが増えそうなのでメモを忘れないようにするなどして防いでいくつもり。

感情の部分はかなり抑えられてきたと思う。ぐるぐる思考やイライラで暴れそうなことも減ってきた。人に当たってしまったり、不用意な発言をすることはもうない。できるだけ人と関わらないようにしたこと、冷静な判断ができるように自問自答し続けたこと、少しずつ外へ出てみて細かく様子を振り返ったり確かめたりしたことなどの成果かと。薬を使用する前の精神に戻れているのかは分からないが、毎日不安と苦しみで泣き崩れ、イライラで狂いそうだった頃からはかなり抜け出たと思う。

あと気になるのは髪質の変化。縮れた毛はそのままで、未だ美容院にも行く勇気がない。外へ出ることが増えたら身だしなみもきちんとしなければならないので、その頃に無理矢理行くんだろうな。

いくつか不安要素は残しているものの、こんな落ち着いた日常を過ごせているなんて、つい１ヶ月前でも想像してなかったと思う。それくらい急激な進歩を感じる。こうして生きていることも不思議。大きなところは乗り越えられたんだろうか。あの壮絶な日々は二度と繰り返したくない。

年内はいろんな人に会ったり、出かけたりもあるので、その都度自分を観察してまた記していこうと思う。

179日目。体質改善。

2017/12/15 体質改善

昨日は疲労が蓄積していたのか、帰ってすとんと落ちてしまった。１時間ほどで目が覚め、うだうだと過ごす。このまま眠れないかなと思いながらぼーっとしていたが、朝になる前にまた落ちた。最近は１時間ごとに起きている。その都度、足にぐーっと力を入れている。変な筋肉がつきそうで心配になる。

ずっと気になっていた体重が落ち着いてきた。スクワット、カーヴィーダンスなど、ちょこちょことやってみたが、腰痛がひどいので運動系はアウト。断食、脂肪燃焼スープなどの食事系にもチャレンジしたが、元々食べていなかったことから筋肉量が少なく、脂肪燃焼する体ではないこともわかった。教えてもらった青汁と知らず知らずにやっていた塩抜き、水分をたっぷりとって、お風呂で半身浴。いつのまにか溜まった老廃物を出していたようで、10日ほどで最高値から３キロ近く落ちた。そうなると身体が楽になるだけでなく、腰痛も若干緩和されて動きやすくなり非常に好循環になっている。ここのところの忙しい日々も調子よく切り抜けたのはこの体重のおかげだと思う。理想まであと２〜３キロ減。服もすっと着られて、脂肪が邪魔にならないくらいになればいいな。

178日目。集中。

2017/12/14 心・気持ち

明日からの展示会のために朝からお花の生け込み。起きれるかどうか心配していたら、１時間ごとに目が覚めた。一気に朝まで眠り続けたいところだけれど、少しでも眠れて、きちんと起きられるのはとても嬉しい。

ほぼ隔年で行われる展示会では、他校の生徒さんや先生方と久しぶりにお会いできる珍しい日。一時期のお花ブームは過ぎ去り、すっかり定着したメンバーばかり。お花の教室独特の空気も懐かしい。

そんな中、座り込みでひたすら作業。一通りなんとか終えるとホッとする。細かい作業は得意ではないけれど、たまに没頭すると気持ちがいい。黙々と１つのことだけに集中すると、他のことは一切忘れることができていて嬉しくもなる。いつももやもやとしているのがよくわかる。無駄なことばかり考えていることにも気づく。何時間も持続できるのは楽しいからなのもあるだろうが、症状がおさまっているのも大きい。あちこち痛みがあったり、苦しかったりだと、集中できないはず。進歩したかな。

断薬から半年を目前に、日々の小さな出来事を通してどれだけのことができているか、まだ不十分なことは何なのか、体力や気力の程度をひとつひとつ確かめている。今日のように、以前の自分と照らし合わせられる機会はとてもありがたい。

177日目。ぶらぶらできない。

2017/12/13 おでかけ

早く寝る習慣をつけようと日付けが変わった頃には目を閉じる。何度も覚醒しながらも朝まで粘る。早めに用意をしようかと思いながら、明日からの多忙さを考えると今日くらいゆっくりしようと結局ごろごろする。そうしたところで気持ちはゆっくりできないのだが。

お花の仕入れが最大の目的でありながら、せっかく街へ出るならばぶらぶらするつもりではいたが、やっぱり気づくと急ぎ足になっている。３〜４時間かかるだろうと思っていた箇所も１時間ほどでまわってしまい、疲れもどっとでてもう帰ってしまおうかと立ちすくんだ。

街をぶらぶらとあてもなく歩くことができない。どっちかというと男性的思考なのかもしれない。計画を立てて行動しようとする傾向が強く、立てた予定を乱すことなくやり遂げたい。狂ってしまうとイライラする。

ただぶらぶらすることで、今まで気づかなかったものも目にとまり、何かが得られることもあるんだと自分に言ってやりたい。けれどできないのは、どこかに見えない不安があって急いでしまったり、確実に得られるものを探しているような気がする。不安もなく、ただぶらぶらと純粋に街歩きを楽しむことができるようになれば、精神的に落ち着いて成長したことになるのではないかと思う。

176日目。目的ありきで。

2017/12/12 クリニック

30分ごとに覚醒しながら５時間。最後は寒いのと行きたくない気持ちで引きずった。

そんなクリニックでは、出かけることについて話す。タイミングを逃すと一気に出かける意欲が失せてしまう。それは出かけることが目標になっているから。行きたい場所、やりたいこと、目的を持つことで出かける意欲が湧く。寒くても、だるくても、出かけるようになる。出かけなきゃが先に立つと、強迫的で嫌な気持ちも起きがち。さらに行った先で嫌なことに当たると失敗した感が募る。やっぱり行かなきゃよかったって。

やらなきゃ行かなきゃ的なことが増えるこの時期、気持ちを優先するように気をつけること。もし失敗したと思うようなことがあっても、そういうこともあると、深く考えずに流すこと。症状もおさまるにつれ出かけることも増え、その分誘惑や選択しなければならないことも多くなってきた。不眠でふわふわしているとき、不安がよぎるとき、人混みの中でいろんなことが起きても、決して揺るぐことかないように。