おでかけ一覧

337日目。会話ができない。

月に一度のお稽古。お仲間さんも心配してくれている。開腹手術は最後の手段にして、そんなに簡単に決めないでと、みんなに言われた。全身麻酔をして何時間も行う手術は、口で言うほど簡単じゃない。急がずにやっていけばいいと。

病気の話しか自分にはない。普通に働いている人の会話はなんだかもうついていけない。取り残された感いっぱい。ごはん行こうの誘いにも乗れない。楽しい場所のはずがちょっぴり複雑な気分になった。
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336日目。陸上競技観戦。

近くで陸上競技があると、都合がつく限り足を運ぶようにしているけど、去年の日本選手権は離脱症状の真っ只中で断念。その悔しさもあって、今日の大会は何ヶ月も前から狙っていた。それでもいろんなことがありすぎて、またダメになるんじゃないかとびくびくして、昨日まで行くことに自信がなかった。

前夜は早くから布団に、想像以上にしっかり眠れて、いい感じで朝を迎えた。ラッキー。調子よく早めに現地に着いて、穏やかな天候の中、一日中のんびりできた。焦るようなスケジュールでもなく、プログラムもゆったりしていて、ちょうどいい感じ。来てよかった。また家にこもっていたら、行かなかったことを悔やんで落ち込んでいたに違いない。
スニーカーを履いて、ほとんど座って観戦していたのもあるけれど、腰にはあまり影響はなかった。これはすごく嬉しい。出かけることに対する心配がひとつ消えた。
出かけることに自信がなくなると、社会復帰することにも自信がなくなる。ただの通勤ですら、できないんじゃないかと思う。そうなると、仕事なんか到底無理なんだと思ってしまう。魔のスパイラルに陥るパターン。何度も繰り返してきた。出かけないとまたそこにハマってしまうところだった。
ゆっくりでいい。急がなくていい。どうせ何にもないんだから、焦る必要もない。言い聞かせてまた歩きに行こう。
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321日目。青い空を見て思う。

3日連続でお散歩。いずれも一万歩前後。つい最近までは外に出ることすら恐れていたのに、お天気の良さも手伝って、外に出たい意欲もキープしている。

断薬での辛い日々、体調不良に入院、痛み、腰痛で歩けないなど。この一年の間に、抱えていたもの、隠れていた症状が全部噴き出したなと思う。死亡宣告も片手くらいあった。雲ひとつない空、太陽があったかい。こんなことを感じる日がくるとは想像もしてなかった。
もうすぐ外科の受診。いつになく緊張する。わからないことが多すぎて、何を聞いておけばいいのかすら整理できていない。ただ、これまで辛かった時間を払拭して、生きる希望を見つけられるように願うばかり。
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317日目。ライブ参戦。

久しぶりにライブに出かけた。3時間近くのスタンディングを心配しながら。ホールではなくライブハウス。待ち時間だけでも腰痛が響いてきた。床はコンクリート。足も腰もどんどん固まってくる。始まると熱気で汗がダラダラ流れた。夢中になって歌って踊った。来れて良かった。めちゃくちゃ嬉しかった。

入院中にライブと落語、それぞれひとつずつ行けなかったから、ギリギリまで不安しかなかったから、この日が迎えられて良かった。元気じゃないと好きなことも諦めなければならなくなる。元気でいるということは実は相当難しいことなんだと初めてわかった気がする。
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314日目。腰痛が軽減。

連休中は以外と空いているだろうとショッピングモールへ。ゆっくりゆっくり歩いて、辛くなってきたら無理せず休んで。腰掛けるときは時間がかかるけれど問題ない。ひどいときは五十歩ですらきつかったのに、8000歩まで大丈夫になっている。これはかなり嬉しい。歩けるようになると行ける範囲が広がる。躊躇していたところへも行こうと思える。途中でダメになったらという不安が少なくなると意欲が高まる。天気の良さ、気温の高さのおかげだろうか。できるだけ天気の良い日は出かけていこう。

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300日目。嬉しい再会。

数年ぶりの方との再会。素敵な先輩女子。会う約束をしていたところに入院してしまい、のびのびでやっと実現。電車も久しぶりだし、こんなに弱った姿を誰かに見せるのも久しぶり。朝起きたときは不安でやめようかと思ったけれど、行ってよかった。積もり積もった話をさんざんして、同じような悩みをぶちまけあったり。たくさん歩いても全然疲れず、腰痛も出ず、楽しいってこういうことなんだなと実感。

300日目をこうして楽しい時間として過ごせたことを嬉しく思う。そして目標の1年目までは気を抜かずに。
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270日目。カット。

明日はまた病院。もしかしたらまた悪い知らせになるかもと、その前に重苦しかった髪を切ることにした。

半年ぶりくらいの美容院。美容師さんとももう長いつきあいだから、体調のこと、仕事のこともよくわかってくれている。会った瞬間、切っちゃいましょうと、あっさり決まる。いつもはそんなこと言わないのに。行くまではどうしようかと思っていたけれど、その一言で決心がついた。20㎝近くばっさり。もやもやしてたことまで全部切り捨ててくれた。迷いを振り切って行ってよかった。
最近はどんな小さなことでも悩みそうになったら、その時の気持ちに従って動くことを優先することにしている。今のところうまくいっている。動いてみないとわからないことが多すぎるから、悩む時間がもったいないと思うように。
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269日目。おでかけ。

気分転換にライブフィルムを見に行った。気温が20度にもなるとさすがにあったかい。去年の今頃はなにしてたんだろう。桜は見たかなと、また思い出せないもどかしさ。

おなかの張り、脇の痛み、腰のひきつり、めまい、血尿、吐き気、一向に治らないいろんな症状。ライブを見ているときだけは、少し忘れた。
病院、もう行きたくない。
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264日目。おでかけはせつない。

どうしてもたまらなくなって外へ出た。寒い。モーレツに寒い。それでもじっとしていられず街へ。

人混みを歩くと自分のダメさが浮き彫りになる。今まで何をしてきたんだろう。一年前はどうしてたんだろう。まったく覚えていない。なぜこんなことになっているのか。これからどこへ向かえばいいのか。いろんな人を見て、いろんなことを思う。何のために生きているのか。どうやって生きていったらいいのか。いっそ死んでしまっていた方が幸せだったかも。薬漬けになっていたことが今さらながら身にしみる。振り返るほどに泣けてくる。
不安が押し寄せる。でももう仕方ない。ここまできたら後ろは振り返らないように。今から何ができるかを冷静に考えるしかない。
ポストには組合から、傷病手当終了期日のお知らせ。皮肉。
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258日目。お花に囲まれる1日。

お花のお稽古。年度末のせいかおやすみの方が多くて、先生とマンツーマン。体調のことを中心にひたすらしゃべり倒す。さっぱりしている先生とは気がねなく話せる。20年近くもつきあっているうえに、お花の生け方にもそれぞれの色があるから、性格もなにもかもお見通し。日頃の悩みを吐き出しつつ教えをいただき、お花ももちろん触って心のデトックス完了。

そのあと、ご近所さんにいただいたチケットを持ってチューリップが咲くうめきたガーデンへ。空は曇っていたけれど気温は高めで、お客さんもまずまず。スプリングコートを着た女性が多く、もう春なんだなぁと再認識。のんびり半分、焦り半分ありながらも、お花や土に囲まれると安心する。こういうの、やっぱり好きなんだなと久しぶりに思う。
外に出ないとわからないことも多いと理解しながらも、腰痛やふらつきでなかなか出かけられない。あったかくなるとともに行動範囲も広げなければ。

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