少しでも動かないとと家の中で作業をしていたら、内臓が圧迫されて早々にダウン。吐き気もあってまた横になってしまった。
起きていることだけでも長続きしない。日にちだけがどんどん過ぎていく。焦る。復帰できる日はくるのだろうか。
断薬・膵炎・不眠・摂食障害。揺れる気持ち。
少しでも動かないとと家の中で作業をしていたら、内臓が圧迫されて早々にダウン。吐き気もあってまた横になってしまった。
起きていることだけでも長続きしない。日にちだけがどんどん過ぎていく。焦る。復帰できる日はくるのだろうか。
所用で都心部へ。たったちょっとの距離だけど、歩くと内臓に響く。歩くテンポも早くなってきたし、姿勢も多少はよくなってきた。なのに、内臓にずしりと重くのしかかるものがあって、長く歩き続けることができない。もちろん、筋肉の衰えもあるはず。
頭の中で想像していることが、現実にはまったくできないのが怖い。何を始めるにせよ、現実とのバランスを考えなければ、その嫌なギャップに心が折れてしまいそう。
朝はなんともなさそうに思えて、パンにかじりつく。すると一口飲みこむごとに内臓にずしりと重く、気持ち悪くなる。
おさまるまで寝込むことになる。
しばらくたつとおなかがすくので食べてしまうと、同じことの繰り返し。
結局寝込む。
少しマシになってきた気がするものの、少しでも食べると内臓が圧迫されて気持ち悪くなる。いったんそうなってしまうと、もうおさまることはない。食べないことが一番なんだろうか。
少しはおさまるかもしれないと思っていただけに、より厳しくなってる状況に心が折れる。今まではどれだけ入院しても、不安がおそっても、何かしら手を動かしたり、考えたりしていた。夢とは言わないけど、前に向かって。今は動くこともつらいせいか、先が何も見えなくて、考えることをしたくもない。
病院にいたときはベッドに手すりがついていたので、降りるとき、寝るときには手すりにつかまっていた。
家のベッドにはもちろんそんなものはない。大丈夫かなぁと不安だったが、転がったり、ひじや腕で支えたりしながら寝起きができることがわかった。ただ、いったん寝ると向きを変えるのが難しい。病院のベッドのように角度も変えられないので、頭が沈んでしまいすぎないように、枕を高めに設定したり、一発で体勢が決められるような工夫も必要。
家は家でけっこう疲れるなぁ。
退院してから吐き気がひどくなった気がする。おなかがすいていようがいまいが、24時間気持ち悪い。手術して吐き気がなくなったことが一番よかったと思っていたのに、逆にもっと悪化している。
食べないと気持ち悪いが、食欲が出てきても少し食べると気持ち悪い。どうしたらいいかわからない。経験のないことばかりが続いていて途方にくれる。
起き上がっているのがつらい。横になると傷もひっぱられるけど、寝てる方がいい。
病院だとどうしてたんだろう。トイレに行く以外はベッドの上で寝たり起きたりしていたから、そんなに気にならなかったのかな。家だとちょろちょろ動いてしまうから、へんな痛みが出てしまうのかもしれない。
胃の重みも全然取れない。病院だと3食食べていたのに、あの食欲はどこにいったんだろう。食べることはできてもいつまでも消化せず、すっきり感がない。これは考えないといけない。
寝ているときも内臓が痛くて目が覚める。寝返りもろくにうてないので、痛みが薄れる場所をそっと探す。マットレスの小さな凹みにも反応してしまう。つらい。
病院から送った荷物が届いたので早速お洗濯。これが意外とつらい。
洗うまではよかったが、きついのは干すこと。洗濯物を持ってしゃがみこむことも、背伸びすることもつらい。内臓と傷が伸び縮みするのが痛い。
食べることもつらくなる。消化が悪いのか、いつまでも苦しい状態が続く。
とにかくつらくて一日中寝てしまった。いつまでも寝ていられるのは、まだ調子悪い証拠かも。
所用を片付けに外へ出る。昨日は家に帰るという大きな目的を達成するために必死で歩いたが、今日はそこまでの意欲もなく、歩くのがつらかった。一歩ずつ確かめながら進むたび、内臓がズキズキ痛み、徐々に足取りが重くなる。
頭で思うほど足が進まないことに、この先のことを思いめぐらす。せめて内臓の痛みが消えてくれたらどれだけいいか。同じように入院していた人たちはどうしているんだろうとずっと考えていた。
今月中は焦らずのんびりするしかない。
荷物をまとめ、退院処方をもらい、午前中にお部屋を後にする。どこまで歩けるのか、荷物が持てるのか、今の自分の実力がわからないので、重いものはまとめてコンビニから送ることにした。
外はいいお天気。雨が降らなくてよかった。
普段なら1時間半くらいの道のりを2時間以上かけて帰る。傷がチクチク痛むのと、歩くたびに内臓が圧迫されるのがつらい。電車の乗り換えと、駅の階段が異常に怖くて、ゆっくりすぎるくらいのスピードになる。まさに牛歩。
内科のときはもっと普通に歩いてたし、地震のときは2駅も歩いたのに。傷の大きさを痛感する。
帰ってからは、ひんやりとした部屋をあたため、簡単に買い物をして、とりあえず落ち着く。いきなりたくさん動いたから、内臓がびっくりしているのがわかる。
やることは満載なんだけど、とりあえず今日は休憩。
病室から見えた朝焼け