40代・独身。老後は自分でまかなわないといけないと覚悟したことをきっかけに、保険も見直そうと思いたちました。しかし、保険会社に行ったこともなく、知識もまったくないので、とりあえず保険の比較ができる代理店へ行くことにしました。今は生命保険がひとつあるだけ。
ほけんの窓口・保険市場・ほけん百花へ
保険を考える前に、保険代理店を決めなければ。どんなに知名度が高くても、行きやすい場所になければ話にならないということで、近隣で行けるところ、通勤などで通ったことがあるところ、買い物などで行く場所などを想像しながら、たまたま外出したその日の都合で決めました。そのため事前情報もなし。もし1社目でわからなければ次に行くという程度で、何社行くかも決めていませんでした。もちろん予約もしていません。
相談する際の条件はただ2つ。
1件目:ほけんの窓口
CMではよく見かける「ほけんの窓口」。1件目なのでおそるおそる前まで行くと、男性スタッフの方がわらわらと出てきました。担当してくださったのは、新人かと思わせるほど若い男性。
●店舗内の雰囲気
商業施設の上層階にあるので比較的静かな立地だが、店舗内はバタバタと騒がしい。スタッフの人数が多い。しかも男性ばかり。
●提案
1)現在の保険については証券がないとわからない
2)年金型の保険そのものの仕組みの説明
まったく理解することなく時間切れ。しかも「時間がないので今日はこれ以上できません。また予約を取ってください。その際私の忙しい時間は避けてください。」とのこと。ひとまず予約だけして出直すことに。所要時間1時間。
↓
*後日:2日目
もう行くのをやめようかと思いながらも行くことにしました。
1)なにも聞かれず
2)どの会社がいいか、どの商品がいいかを少ない説明ごとにいちいち聞いてくるので、知識のない者からしたら答えに詰まることばかり。結局提案してくれた2商品については、パンフレットをなぞりながら読み上げるだけで、メリット・デメリットがわからないままでした。うろうろするスタッフのおじさんも足音がうるさかったり、服装がだらしなかったりで、不快感もあり。所要時間2時間。内容のないまったくの無駄すぎる時間に怒り心頭状態。次の予約はもちろんせずに退散。
2件目:保険市場
1件目で何も得られなかったのと、時間に余裕ができたので2件目へ行くことにしました。通勤時によく前を通っていたショッピングストリート内にある「保険市場」へ。
●店舗内の雰囲気
間接照明の落ち着いた店内。スタッフの方も落ち着いていて、静かにお話を聞くことができそう。お客さんも少なく、隣との敷居もしっかりあるので、お互いの話を聞くこともなさそう。担当してくださるのは若い男性。
●提案
1)既往歴からいって、現在の保険はそのままの方が良い
2)外貨建個人年金保険 1社限定のおすすめ
他社との比較はほとんどなく、徹底的に1社に絞った提案をされました。その分、保険の仕組みや外貨のからくり、デメリットに対する抜け穴や申し込みの際のコツなど、こちらがNOと言えなくなるほど詳しく、わかりやすく説明してくれました。1社目のこともあって、非常に納得感のあるものでした。ただし、他社の商品についてはさらっと比較されただけなので、他社のメリットはわかりませんでした。所要時間2時間弱。
後日に送付された封書や電話などに、強い営業を感じました。
3件目:ほけん百花
あまりにも2件が違いすぎたので、ダメ押しでもう1件。ショッピングモール内にある「ほけん百花」。人通りも多く、店舗内にも数組が相談中。たまたま担当してくださったのはよく笑う女性店長さんでした。
●店舗内の雰囲気
女性スタッフばかりで、明るい感じ。立地柄なのかお客さんも女性が多かったです。高い声があちこちに響き渡っていました。
●提案
1)既往歴からいって、現在の保険はそのままの方が良い。証券があれば詳しく見ます。
2)年金保険の説明および例として1社(円建)の説明
所要時間:1時間。保険より個人的な話の方がはるかに多く、生活を除かれているようで、時折不快感がありました。女性特有の会話であり、感情なのかも。
↓
*後日2日目
1)現在の契約書を元に1項目ずつくだいて説明。やはり現状のままの方が良いことと、既往歴では新規は難しいことが判明。
2)前回の情報を元に米ドル・豪ドル・日本円のおすすめを、それぞれ1商品ずつ提案書を作成して説明。メリット・デメリットを比較的わかりやすく説明してくれたので、理解できるところまでもっていけました。当該保険以外の話が多く、ここまで話さないといけないの?と思うこともやはり多かったです。ほっておくともっと時間がかかりそうだったので、当初の予定通り2時間が経ったところで次の予約はせずに退散。
まとめ
取扱保険会社数や知名度も横並びの3社で、しかも私の希望は、他の保険とははるかに商品数が少なく、比較対象になるものも限定されていたはず。そのため、違いとなるのはその商品に対する知識量や提案力だったと思います。
個人的な技量が一番大きいのはもちろんですが、その知識や技量を裏付ける社内での的確な研修や情報交換などがないと、補填ができないのではないかと思いました。
ここから先は、商品に詳しい「保険市場」と、全般的に相談に乗ってくれる「ほけん百花」の2択で検討するつもりです。ただし「保険市場」の担当者が転勤になってしまったので、担当者次第で考え直すかもしれません。
なにより、何十年も、いや一生涯お世話になるものなので、無理なく、無駄なくやっていくための情報を提供してくれるところを見つけることが、一番大切だと感じました。
みなさまの保険代理店選びのご参考になれば幸いです。