ずいぶんと長い間、過食嘔吐をしていたけれど、最近はそんなこともなくなった。手術してから内臓をかばうせいもある。その分、食べる量を気にするようになった。

ひきこもっていると自分が太っていくことにひどく恐怖を感じていた。外に出るようになったら、いろんな体型の人を見て、痩せてても太っていても、楽しそうな人の姿を見て、身体でなくて心が大事なんだと刻むようになってきた。とはいえ、やっぱり今でも自分は痩せていたいんだけど。

ただ、吐かなくなったことで、顔のむくみや疲労度は格段に減った。お酒を飲まなくなったことも大きい。吐けるものを買いだめすることもなく、泣くこともなくなった。過剰な食欲も前ほどはなくなり、感情の起伏も激しくなくなった気さえする。

なにより、最近凡ミスすることもあるせいか、痩せることを考えるより、仕事や他にもやるべきこと、考えるべきことに神経を注がないといけないとダメだと気づいた。

この先心があったかく、人の目を気にすることなく生きていくためにも、まずは心を鍛えていきたい。太ってたって、痩せてたって、私は私なんだと胸を張って言えるようになりたい。