突然やってくる入院。必要なものは病院から渡される「入院のお手続き」についての書類に記載されていますが、本当にそれだけで足りるのか不安になってしまいます。実際に過去7回・5病院に入院した経験から、準備しておくもの・あると便利なものをご紹介します。
入院に必要なもの・あると嬉しい必需品
入院する際に絶対に必要になる基本的なものからご紹介します。
1.入院時・手続きに必要なもの
入院するときに、まず入院の手続きをします。このときに提出するもの、必要なものは事前に病院から指示されるのでそれで充分です。
・診察券
・保険証
・申込書・承諾書など事前に渡されているもの
・印鑑(押印済みであれば不要だが、認印があるとその後便利)
・限度額認定証(持っている場合)
・服用中のお薬、お薬手帳
2.衣類
院内では基本的に病衣やパジャマで過ごします。稀に病院指定のものを着る場合もありますが、一般的には持参したものになります。
点滴を挿入する場所や、傷の場所など病気によって都合の良さはありますが、基本的にパジャマは前開きでゆったりとした着替えやすいものがベストです。
室温はほぼ一定に保持されていますが、発熱などで寒気があったり、病棟の外へ出るときに寒かったりすることもあるので、体温調節ができるようにカーディガンがあると便利です。
・パジャマ(2~3着程度)
・上に羽織るもの(カーディガンなど)
・下着(3~5着程度)
・靴下(3~5着程度)
・スリッパ・ルームシューズ(すべらないものが指定されることもあり)
・私服(外出許可時や退院時に着るもの)
院内にコインランドリーが設置されているので、長期入院の場合で必要なときは利用すると便利です。その際は洗剤を忘れないように。
3.食事
病院によってはお箸(おてふき)も一緒に配膳される場合もあります。
・お箸
・スプーン
・フォーク
・マグカップ(ストロー付きが便利な場合も)
以前はお茶の配布は配膳時のみだったので、ステンボトルなどを用意して入れてもらっていましたが、最近ではフロアごとに給湯室があり、好きな時にお茶やお湯を入れることができるようになりました。そのためマグカップで十分だと思います(ほこりよけで蓋つきがベター)。
4.洗面用具・入浴グッズ
毎日の生活に必要な洗面用具や、シャワーの許可がおりた際に必要なもの。コンパクトな旅行用セットなどが便利です。
・歯ブラシ
・歯みがき粉
・洗顔フォーム
・コップ
・シャンプー、リンス
・ボディシャンプー、石鹸
・体を洗う用タオル
・バスタオル、フェイスタオル
・ヘアバンド、ヘアゴム
・シャワーキャップ(必要な場合)
・ヘアブラシ
・化粧水、乳液など
・ドライヤー(病院に備え付けのものあり)
私は入浴とは別に、高熱を出していた時に、バスタオルをベッドシーツの上にひいたりもしていました。シーツ交換は週一回が基本なので、タオルがあれば汗をかいたときにも安心です。
5.その他
手元にあると便利なもの、普段持ち歩かなくて忘れがちなものなど、日常でよく使うものも忘れずに。洗濯は回数なども考えて、小分けになったものを用意しておくと軽くて便利です。
・ティッシュペーパー
・ウェットティッシュ
・綿棒
・洗剤
・柔軟剤
・コンタクトレンズ、保存液、ケース
・めがね
・入れ歯、ケース
・髭剃り
あると便利なグッズ
検査以外は病室で一日を過ごすことがほとんど。大部屋ならお隣さんにご迷惑をおかけしないように過ごすことになります。売店に行けば雑誌などの購入はできますが、積み重なると結構な出費になるので、必要なものは持って行きましょう。
1.テレビ・通信機器関連
大部屋では音を出すことができないので、テレビ視聴の際はイヤホンは必須です。また、スマホなど通話エリアが決まっている場合もあります。パチパチとキーボードを叩く音に慣れないお年寄りにも注意した方がいいかもしれません。
・テレビ用イヤホン
・スマホ、携帯電話
・パソコン
・本、雑誌
・ポータブルDVDプレーヤーなど
・各充電器
Wi-Fiなどはありませんので、必要な場合は準備しましょう。
2.お金
入院中に貴重品を持っておくことを禁じている場合もありますが、時には自動販売機や売店を利用したくなることもあります。またテレビを視聴するときには院内でテレビカード(1枚1000円)を購入するので千円札や小銭を手元においておくといいでしょう。
3.筆記用具
検査によってはサインの必要なものがあるので、ボールペン1本だけでもあると便利です。私は思いついたこと、退院してからやることなどを書き留めるために小さなメモ帳も持っていました。
・ボールペン
・メモ帳(ノート)
はじめての入院となると一日の生活がまったく想像できないので、何が必要なのか不安になることが多いはず。基本的には病院指定のものを揃えたらいいのですが、普段使っているものを忘れて困ることも多いです。心地よく過ごせるように準備しましょう。
とはいえあれもこれもと持ち込もうとすると膨大な量になってしまいます。また、入院期間の長さや体調などで、結局使わなかったというものも出てきます。自分に必要なものを取捨選択して準備するようにしましょう。