突然発症した急性膵炎をきっかけに、この10年間で7回、1回平均3週間という時間を病院で過ごしてきました。発症から数日は痛みで目も開けられないほどですが、おさまってしまえばあとは何もしない時間がただ過ぎるだけ。絶食時期には食べる楽しみすらなく、ほんとに何もすることがない。そんなときにやっていたことをご紹介します。
1.テレビを見倒す
手っ取り早くは備え付けのテレビを見ること。イヤホンとテレビカードさえあればいつまでも見ていられます。普段見ることができない昼間のバラエティなど、見ていると時間が経っていきます。ただしテレビカードも1枚1000円と、積もればかなりの額になるので要注意。動けるようになったら共用スペースのテレビを見に行けばお金もかかりません。
2.動画で楽しむ
テレビに飽きたなら、すかさず動画配信アプリをダウンロード。見逃してしまった番組や、見てみたいドラマ・映画など好きなものを見ることができます。最近はジャンルも豊富になって、楽しみが尽きることはありません。
3.定番の読書
手を付けずに部屋の隅っこに積まれていた本はこの時に読むべし。お見舞いや看護師さんが来ない限りは、ひとりの静かな時間です。体調が良ければ集中して読み進めることができます。今なら電子書籍でいつでも新作も読むことができます。じっとしているのに飽きたら、コンビニまで散歩して、雑誌を手に入れるのもいいでしょう。
4.ラジオを聴く
テレビを見続けていると首や目が疲れてきます。消灯後も見続けていいのかおどおどしてしまうときもあります。そんなときはラジオ。受験時代を懐かしみながら、声だけに耳を澄ませて夜の時間を楽しむのはおつなものです。
6.やることリストを作る
退院したらやらないといけないこともあるはず。ぼんやりしていると忘れてしまうので、せっせとメモしましょう。また、元気になって外へ出たらやりたいこと、行ってみたいところなど、これからの夢を書き上げるのもいいでしょう。惰性で流れてきた日常を入院中に振り返って、これからの人生を考えるいい機会にもなります。
私はこれを読んだのをきっかけに、ブログを始めることにしました。
7.仕方ないので仕事する
ひどいブラック企業に勤めていたときには、病室までパソコンが持ち込まれたので、ひたすら仕事をしていました。できればやめておきたいことですが、入院が長期に渡る場合の、本当に仕方ないとき限定で…。
何をするにしても、Wi-Fiがあると非常に便利です。
入院中は同じような悩みを持つ患者さんとお話できるのがおもしろかったりもするのですが、近年の病室は大部屋でもお隣さんと距離があったり、わざとベッドが並ばないようなレイアウトにしているところが増え、ひとりで過ごすことが多くなりました。治療・療養とはいえ静かに過ごせる時間、退屈なだけで終わるのはもったいないと思ったら、今までできなかったこと、やってみたかったことにぜひ時間を使ってみてください。これを機に新しい何かが見つかることもあるかもしれません。