風邪をひくのは就寝中!? 風邪を防ぐ正しい睡眠方法

冬が近づき寒くなってくると風邪が流行りやすくなり、街中でもマスク姿が目立つようになります。風邪から身を守るためには、うがいや手洗いが大切だとよく言われますが、実は睡眠もとても重要なのです。

風邪は睡眠中にひきやすい!

朝起きた時に声がガラガラになっていたり、熱っぽかったり、だるかったりして、「あ、風邪をひいたかも」と思った経験はありませんか?
睡眠中は休息しながら体内の免疫力を高めると同時に、ウイルスへの抵抗力が弱まる時間でもあります。寝ている間は唾液の分泌も少なくなり、鼻やのどが乾燥してしまいます。特に冬場は部屋の中の気温が下がって乾燥しがちで、風邪のウイルスも増加しやすくなります。この低い温度で乾燥しているところこそ、ウイルスが好む絶好の環境なのです。

風邪を予防する睡眠方法

寝る前に少し工夫をすることで、睡眠中の風邪を予防することができます。

①顔のまわりの保湿

鼻やのどの粘膜をなるべく乾燥させないことが大切です。マスクを着けて寝ると、口腔内の乾燥を防ぐことができます。マスクは寝苦しくていやだという方には、顔周りの湿度を50%に保つ小型保湿機もあります。

②部屋の保湿

寝室の湿度が40%以下なら要注意です。ベッド周りに加湿器や水を置くなどして、湿度を上げましょう。空気が乾燥していると、ウイルスが空中に浮遊して口や鼻に入りやすくなります。湿度を50%以上に保つことで、ウイルスの95%はが活動できなくなるといわれています。寝室の室温は15~20度、湿度は50~60%を保って喉の粘膜を保護しましょう。

③寝具や部屋の空気はきれいにする

寝具や部屋の空気が汚れていると、体内の免疫細胞がダニやほこりなどの対応に追われて、ウイルスと闘う力をなくしてしまいます。ハウスダストやウイルスは空気清浄機で取り除きましょう。また、寝具もこまめな掃除や洗濯を心がけましょう

④首周りをあたためる

寝るときにはしっかりと身体を温める寝具を選び、特に冷えやすい首周りにはタオルやネックウォーマーなどであたためましょう。のどをあたため乾燥を未然に防いでおくことで風邪を予防します。

良質な睡眠が免疫力をアップする

身体にはウイルスや細菌が侵入してきた時に、体内でウイルスや細菌などの侵入を防いだり、攻撃したりする免疫力が備わっています。この免疫力が強いか弱いかで、風邪への抵抗力が決まるといわれています

免疫力は睡眠中に強化されています。十分な睡眠を取ることで免疫力が高まり、風邪のウイルスと闘ってくれます。もし、睡眠時間が減ったり、細切れにしか眠れていなかったりしていると、免疫力が著しく低下してしまいます。アメリカで行われた実験によると、睡眠不足の人は、睡眠を十分に取っている人より、約5.2倍もウイルスに負けやすく風邪を発症しやすいという結果が出ているそうです。

もし風邪をひいたかなと思ったら、あたたかくして十分な睡眠を取りましょう。風邪薬は風邪の諸症状を緩和してくれますが、ウイルスと闘ってはくれません。
風邪をひかないためには、健康的な生活を送り、良質な睡眠を十分に取って免疫力を高めていきましょう。



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