十分睡眠をとっているはずなのに、朝起きたときに「疲れが取れていないなぁ」と感じることはありませんか。
人によってそれぞれ寝る体勢は違いますが、疲れがとれて快眠できる姿勢があるのならぜひ試してみたいと思いませんか?
うつ伏せ
うつ伏せで寝ると舌が喉に落ち込むことがないので気道は確保できますが、体重がおなかや肋骨にかかり胸や横隔膜が圧迫されて呼吸が浅くなるので、スムーズな呼吸ができなくなってしまいます。
また、うつ伏せは身体をそらせてしまうので、腰や骨盤がゆがんだ状態になり、腰や背骨に負担をかけてしまいます。首を痛めたり、肩こりや腰痛の原因になる可能性もあります。
あごの筋肉やあごの関節も圧迫された状態が続くので、歪みが生じてきます。顔のたるみや、歯並びが悪くなる原因になる可能性があります。
また、うつ伏せ寝を続けると、眠っている間に眼圧が高くなり、緑内障にかかりやすくなるようです。
もしうつ伏せで寝るときは、できるだけ大きな枕を使ったり、真ん中に穴の空いたドーナツ型の枕を使うことがよいでしょう。
仰向け
仰向けは体重を全身にバランスよく分散し、骨格への負担を少なくします。
うつ伏せや横向きに比べて重力の影響を受けづらいので、顔にシワができるリスクを減らし、むくみを防ぐと言われています。
また、下あごが自然な位置に落ち着くので、歯ぎしりをする人にもおすすめです。首に痛みを感じる人にも、仰向けだと首が水平に落ち着くのでいいとされています。
ただし、仰向けで寝ると下の付け根が喉の奥まで下がりやすくなり、上気道を狭くするのでいびきや無呼吸症候群の原因になります。
身体を真っ直ぐにすることができるので腰への圧迫も軽減されますが、背骨本来の自然な流れをつぶしてしまい、腰が持ち上げられたり反ったりして不安定になることで、腰痛を感じてしまうこともあります。
横向き
胃腸がよくない人は身体の右側を下にした横向きが最適です。
胃の出口が右側にあるので、胃から腸への流れがスムーズになり消化を助けてくれます。重い肝臓も下になるので心臓を圧迫せず、内臓の動きが楽になります。ただし、右に向くと胃の内容物が逆流するおそれがあるので、逆流性食道炎の症状がある人には左向きが適しています。
また、横向きだと気道を広く確保できるので、呼吸がスムーズになります。
抱えている痛みや悩みによって、寝るときに適した姿勢は変わってきます。ぜひ自分に合った寝姿を見つけてみてください。快適な睡眠がとれて、疲れも不調もなくなっていくでしょう。
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