2018年11月24日(土)の「世界一受けたい授業」で、「10日間で身体が変わる!マクロビ食事法」が紹介されました。
マクロビオティックが生まれたのはなんと日本!提唱したのは桜沢如一さん。1960年代からアメリカで人気になり、その後日本に逆輸入されました。
このマクロビを17年以上も続けているのは、ポップスの女王・マドンナ(60歳)です。
マドンナにマクロビを教えたのは、マドンナの元パーソナルシェフ・西邨マユミ先生です。
10日間で身体が変わるというマクロビ食事法を、西邨先生に教えていただきます。
●マクロビメニューのポイント
1)自分が住む土地の作物を旬の時期に食べること。地産地消。
2)加工や精製をせず、自然の恵みをまるごと取り入れること。
●1日の理想のバランス
・全粒穀物 50〜60%
・野菜 25〜30%
・豆・海藻 10〜15%
・スープ 5〜10%
ダイエットに効果的なサラダ
使うのは、日本古来の雑穀のアワ・ヒエ・キビ。
これらは食物繊維が便秘改善に効果的で、代謝を促進するビタミンが含まれるため、ダイエットにぴったりなのです。
●ダイエットに効果的なサラダ
<作り方>
①鍋に、ヒエ・アワ・キビ、旬の野菜(角切りにしたニンジン、ブロッコリーなど)を入れ煮込む
③炊きあがったらお皿に盛りつける
④葉野菜・トマト・豆腐をチーズの代わりに乗せて、バルサミコソースをかけたら完成
*マクロビでは動物性乳製品は控えます。
●豆腐チーズ
<作り方>
①水気を切った豆腐のまわりに味噌を塗って
冷蔵庫で1日置くだけで完成
二日酔いに効果的なドリンク
二日酔いにはしょうゆと梅干しの葛湯がおすすめです。
お酒の飲み過ぎは体を酸性にしますが、アルカリ性食品の梅干しが体を中和してくれます。
●しょうゆと梅干の葛湯
<作り方>
①お湯を沸かし、水で溶いた葛・つぶした梅干しを入れて火にかけ、ダマにならないようにかき混ぜる
②沸騰直前に火を止め、しょうゆを加えれば完成
お酒に含まれる糖分は、体をゆるめる働きがありますが、しょうゆの適度なアミノ酸摂取が、むくみを解消し体を引き締めてくれます。
マドンナも風邪の引き始めや体調が悪いときに飲んだそうです。
肌トラブル改善!さつまいもと黒豆!
黒豆は抗酸化力が強く、美肌をつくるビタミンB群も多く含まれます。また、豊富に含まれるたんぱく質には肌を保湿しハリを保つ効果があります。
●黒豆シチュー
<作り方>
①水に浸したいた黒豆を汁ごと圧力鍋に入れ、昆布と一緒に15分加熱
②その間に、一口大に切ったさつまいもを別の鍋で茹でて取り出して置く
③新しい鍋にごま油を入れて、みじん切りした玉ねぎを炒める
④柔らかくなった黒豆を加え、一煮立ちしたら盛りつける
仕上げに豆腐にレモン汁と塩を加えてクリーム状にしたものをかければ完成。
さつまいもは食物繊維が豊富。豆腐には、肌ツヤをアップさせる植物性エストロゲンが含まれるため、美肌最強のメニューです。
イライラ解消!小松菜としいたけの味噌汁
しいたけにはカルシウムの吸収を高めるビタミンDが含まれるので、相乗効果が期待できます。また、味噌に含まれるギャバにはストレスを和らげる効果があります。
●小松菜としいたけの味噌汁
<作り方>
①水と昆布でダシを取り、薄く切ったシイタケ、ざく切りにした小松菜を加え、中火で一煮立ちさせる
②味噌を入れたら完成
疲労回復にそばサラダ!
そばには、疲労回復の高いビタミンB1が豊富。そばに含まれるルチンには毛細血管に弾力を与え強くする働きがあります。
●そばサラダ
<作り方>
①にんじん・大根・厚揚げ・水菜・小松菜などお好みの食材を細切りにする
②鍋に油の代わりに少量の水を注いで野菜を炒める
(ウォーターソテー法:熱くなったフライパンに少量の水を入れて野菜を炒める)
③お皿に茹でたそばと炒めた野菜、その上に葉野菜をのせる
④ドレッシングをかけて、いりごまをふる
肉の食感!お麩のカツレツ
●お麩のカツレツ
<作り方>
①水で戻したお麩を出汁に漬けてかるく絞る
②水で溶いた小麦粉にくぐらせて、パン粉をまんべんなくつける
③160℃の油で両面を1~2分ずつこんがり揚げる
マクロビダイエットをする場合は、お肉・乳製品・卵は月に数回がおすすめです。
マクロビの中でもお肉のような食感を味わえるものもありますが、どうしてもお肉が食べたい場合には、大さじ3の大根おろしを一緒に食べましょう。大根おろしには、お肉の脂質やたんぱく質を分解する消化酵素があります。
▼西邨先生の著書はこちら