対人関係一覧

351日目。嫌な言葉。

手術まであと少し、できるだけオープンにしないようにしてたけれど、仕方なく話さなくてはいけないこともある。

心配してくれているのはわかっていても、きっとそんなつもりはないんだろうけど、聞きたくなかったことばもある。
「大丈夫だよ」「私の友だちも手術して元気になったから大丈夫」なんて根拠のないことば。
「それで、それで」「なんで、なんで」根掘り葉掘り聞かないで。ひとことで説明できないし、言いたくないことだってある。
「いいチャンスだよ」どんなチャンスだよ。
「早く飲みに行こう」一生断酒、食事制限もあるって何回言わせるの。
「手術したら良くなるんならいいじゃない」そんなのやってみなきゃわからない。その後の人生もかかってるんだから、簡単なこと言わないで。
「元気そうじゃん」人に接するときは無理もする。決めつけないで。
元気な時なら違う角度で受けとめられることばも、不安なときは刃物のように突き刺さる。元気な人に簡単に決めつけられると、うちあけるんじゃなかったと心から思う。
傷つけるか勇気づけるか、病人にかけることばは本当に難しい。ことばひとつで、勇気にも、不安にも、怒りにも、悲しさにも、いとも簡単に変えてしまう。それだけ人としての力が試される。自分にも言い聞かせる。
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307日目。見た目での決めつけ。

今月もお花のお稽古へ行けた。前回は入院する前。開口一番、元気そう。やっぱりそうなるんだな。まだまだ痛みが出ているのに、なんだ元気そうと言われると一瞬エッと思う。花粉症の人の方が明らかに大変そうに思われる。断薬真っ只中の時と同じだ。

そういえば救急での診察中も、どうせなんともないよという空気を出されていた。いや、医師たち全員が口に出していた。採血の結果が出るまでは。

見た目が元気そうだと中身も当然元気で、なのに何もしていないと遊んでサボっているだけで。そんなもんなのかもしれないけれど、何度も続くとイラッとする。入院しているという事実だけが頼り。人は思う通りには思ってくれないと、ここでも諦める。考えても仕方ない。
入院時のできごと、手術ができるかもしれないことなど話して終わる。来月は手術がどうなるか次第。来月の今ごろはどうしているんだろう。
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302日目。不調仲間。

相当久しぶりにご近所さんに遭遇。なんだか顔色が悪くどうしたのかと尋ねてみると、しばらく不調が続いて閉じこもっていたらしい。季節の変わり目のせいかなとおっしゃっていた。だるさと頭痛。やはり同じような症状。どうしてるかと聞かれ、少し迷いはしたものの入院していたことを告げる。びっくりはされたが、入院してる方が安心だよと言うとホッとしていた。ひとりで倒れるともっと困るし。そして、なんだか落ち着いているように見えるわと言われた。おそらく入院までしてしまったら、いろんなことを諦めてしまって、焦ることをやめてしまっているからではと伝えて笑う。

あったかくなったら外に出ようと言う約束も果たせないままお互いに不調になっているので、さらにその約束を伸ばす。
短い春だったな。
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227日目。心機一転。

気持ちが落ち着いてきたら、体重も落ち、6時間も眠れた。凝り固まって全身が痛いことに気づいてきた。身体って正直だな。疲れてたんだろうな。

この一年のうちお手伝いした2カ所の人たちは、今まで見たことない人種だった。私に運がないのか。このボランティア精神が悪魔を生んでいるのか。人間恐怖症になりそう。どちらの人も基本は人に愛されたくて仕方ない人。特に最近の人は、構ってもらいたくて情にばかり訴える。プレゼント活動も多い。それが効かなくなると、妄想に虚言癖。ないことばかり吐き散らし、被害妄想炸裂。本気で病院行きをお勧めしたい。関係者に聞くと、どんな人とも3ヶ月も経たずに事件が起こるらしい。そしてみんな消え去る。身近でなければ適当に回避するけれど、近くなりすぎると怪我をする。いろんな人に気をつけるようにと忠告を受けた。早く言って欲しかった。
とりあえず逃げずに仕事も一段落した。ここで終わり。久しぶりにライブも参戦した。我慢していたお酒も飲んだ。お金もないのにバーゲンも巡りまくった。今までのご褒美。深呼吸してまた今日から始めよう。
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175日目。理解。

疲れていたはずなのに、時計が3時を指す頃まで眠る気になれない。それでも目を閉じていればいつのまにか夢を見ていたりする。3時間ほどの間で何度か覚醒はするものの、以前に比べたら少し進歩している気がする。

お花の展示会を控えて最終準備。予定していた花材が見つからなかったりと苦戦しているが、意外と落ち着いている。今日は先生と二人で作業しながら積もる話をしていた。
20年近くも付き合っている先生でさえ、離脱のことはわからない。事細かに説明してもほんのいくつかを理解してもらえるかどうか。無理だとわかっていながらも心のどこかで期待していたりする。それがダメなんだけど。わかってもらえたり、無理だったりを何度も繰り返していると、少し冷静に考えるようになった。わかってもらう前提で話しても仕方ない、それは独りよがりだということ。普通の人には未知の世界すぎて一方的に話してもお互いに疲れるだけ、何にも得るものはないこと。社会ではそれが普通だということ。
人の考え方は千差万別。離脱症状と同じで一緒なんてことはない。寄り添うなんてことも無理。まるっぽ理解するなんてありえない。この断薬を通じてほんとによくわかった。けれど弱っているとついその前提を忘れがちになってしまう。甘えたいのか、頼りたいのか。

ダメなことはわかってる。だからこそ話すことはすごく大切。1ミクロンでもわかりたいと思うなら諦めてばかりではいけない。大切な人となら余計に。いつもチャキチャキとして、はっきりしたものいいの先生との会話は、いろんなことを教えてくれた。
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164日目。知らない緊張。

友だちが友だちを連れてくるから飲もうということになり女3人で集合。それぞれが違う色を持ち、それなりの人生を歩み、アクは強いが軸を持った性格のメンツが揃った。初対面なのに夕方から真夜中までひたすら飲んでしゃべりたおした。「好きやから会いたいし、遊びたいし、友だちも紹介するんやで」と面と向かって言ってくれる。こんな私でもいいんだと、嬉しくなる。

そんな楽しい時間を過ごしたものの、帰ると喉が痛い。苦しくて寝たり起きたり。ヒステリー球のような感覚に一晩中襲われた。起きてからも食欲はあれども飲み込めない。緊張したのか、ストレスがあったのか。あんなに楽しく過ごせたのに、なんとなくショック。少しずつ外へ出て行くようにしているものの、こうやってつまずくと緊張が増して動くのが怖くなる。気にしない方がいいのか。
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111日目。ご近所さん。

私と同じく、工事の騒音に自律神経をやられたご近所さん(おかあさん)に遭遇。元々痩せている方なのに、さらに細くなってしまっていたが、回復傾向にあるらしく、言葉はお元気そうだった。

入院もしていたが現在はクリニックに隔週で通院、いくつかの薬が処方されてるとか。未だに不眠が続き、体温調整ができないよう。お互いに季節に合わない厚着に笑い。薬抜くの大変だから、早くなくなるといいですね。と言っても「?」って感じ。そりゃそーだ。離脱なんて考えたこともないはず。ともかく話ができる、状況が理解できるというのは、おかあさんも嬉しかったようで、お互いに細かいところを確認して励まし合うことができた。気が滅入らないようにこれからは逐一連絡を取り合って、ちょこちょこ遊びましょうと約束。素敵なご家族がいらしても落ち込むこともあるし、症状を理解できる範囲も限られることを再認識。薬を飲んでもやめても、辛いことには変わりない。
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おかあさんが絶対読んで〜と貸してくれたねこちゃんの本。癒されよう。

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98日目。対人関係問題。

昨日は久しぶりのお出かけから帰って、いつもより早く落ちると、案の定真夜中に目が覚めた。結局2時間強。しかも夢を見ていた。昼夜逆転しないよう、瞼が閉じないよう夜を待っている。


一昨日もぶち当たった対人関係について。しょうもないことだけど、すこぶる元気でヒマしてると思われていたことからの誤解。

高熱でも出して、寝込んだり咳こんだりすれば周囲にもわかりやすいが、離脱症状は目に見えず、普通に元気だと見られがち。どんな病状で何が辛いのか伝える術を持ちあわせていないため、他人は想像も理解もできない。特に私の場合は、以前の方が確実に痩せていたため、体重増の今は明らかに健康そうだと思われる。そうなると「元気なくせに」「仕事もしないで」「遊んでばっかり」「なんにもしていない」がつきまとう。ひどい時には揺り戻し中に「また同じことやってる」「何やってるんだ」と、知っている人にも非難されたりすることもある。


このような誤解が続くと対人関係が苦悩のひとつになり、心がダメになってしまう。防ぐためには、ある程度の距離を置くか、積極的に関わらない方が後々の関係性のためには良いと思う。離脱症状がおさまるまでは精神的に誰にも依存しないこと、頼らないことがベター。


一人で耐えぬくことは想像以上に孤独。理解されること、理解者がそばにいることは圧倒的に珍しい。心が折れそうになり、誰かに頼りたくなるときも何度もある。それでも我慢。長い夜が明けるまで、いつになるのかまるでわからないけれど、もう少しの辛抱だと言い聞かせる。
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83日目。感謝の続き。

お手伝いに1週間行かなかっただけで、いろんな方からあらゆる手段でご連絡が。「ごはん行くよー」「今日は何してるの?」「どこにおるん?」「とにかく行くわ〜」とかとか。知ってか知らずかわらわらとくる連絡に戸惑いながらとりあえずお誘いにのってみる。

最初はだーれもなーんにも言わなかったけれど、ちょいちょいつつかれ、お手伝いを辞めた話に。うそかほんとか、みんなそれぞれ抱えていた不満が炸裂。私の話もサラリと聞き出してくれる。ほんまにありがたい。片手もお会いしたこともない方からも激励のお言葉をいただく。びっくり!そこまで見てくれてたのー?ひとりで考えこまずにお話を聞いてもらってたら、また違ったやり方もあったのかなとか、反省しながらもこの瞬間は優しさに甘えてみる。ひとつまた勉強。
そしてお仲間さんからライブの銀テが届く。優しいおすそ分けにも感謝。元気にならなきゃ。
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宴の一幕

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いろんな思いがまたあふれ出る
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81日目。あったかい心。

ここんとこいろいろあって、腹痛と腰痛に悩まされたりして、心落ち着かずだった。近隣の工事もまだやってるし、外部工事になってから作業員の声が激しいし、外を見ると覗かれたりすることもある。イライラに拍車をかけることが多かった。おかげで朝まで眠れず、やっと入眠かと思えばすぐさま工事音で目が覚めるという悪循環が続いている。

そろそろ心穏やかに静かに過ごしたいなー、と思っていたら心配してくださる方々から励ましのお言葉がいっぱい。ちょっとしたお心遣いがあったかい。見ててくださる方がいるんだ。ひとりじゃないんだ。それだけで感謝。寝たきりだったこの1週間。ようやく起き上がろうと思えてきた。
長く降り続いた雨もやっと止んだ。少しでもいいから元気を取り戻して前に進もう。
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