「朝起きたら腰が痛い」「腰が痛くてすぐに目が覚めてしまう」
おかげで眠りが浅かったり、熟睡できないことも少なくありません。寝ている間の姿勢や、マットレスが良ければ、もっとぐっすり眠れるのではないかと思い、腰痛にもいいという高反発マットレスについて調べてみました。
寝返りができないと疲れが溜まる?
高反発マットレスの特徴
高反発マットレスが腰にいいと言われる理由は、ずばり「沈み込まない」から。低反発マットレスや柔らかすぎるマットレスは、体圧分散には優れていますが「体重を支える」ということには向いていません。
高反発マットレスは反発する力が高いので、柔らかいマットレスに比べて少ない力で寝返りを打つことができます。柔らかいマットレスを使っていて体に痛みを感じている場合、寝返りが打ちにくかったり、同じ姿勢を長時間している可能性があります。寝ているときに腰や首、肩まわりに負担がかかりすぎることによって痛みの原因となっていることがあります。一晩に平均30回ぐらいするという寝返りを負担なく打つことができるかは、非常に大きなポイントといえそうです。
低反発マットレスの特徴
マットレスを手で押し込んでから離すとしばらく手形が残り、その後ゆっくりと元の形に戻っていきます。高反発マットレスとは違ったマットレスに包まれるような寝心地が得られます。ふわっとした柔らかさではなく、低反発特有のじわーっと沈み込んでいくような重みがあって弾力があります。この弾力で体全体を包み込んでくれます。
マットレスを選ぶ際、硬さの基準は?
マットレスの硬さは、「ニュートン」という単位で表します。この数値が高ければ高いほど、硬い、ということです。消費者庁で定められた基準は以下のとおり。
・100ニュートン以上:かため
・60~100ニュートン:ふつう
・60ニュートン以下:やわらかめ
使用体重の目安は以下のとおり。
・45㎏以下:100ニュートン以下
・45~80㎏:101~170ニュートン
・80㎏以上:170ニュートン以上
体重の重い人はマットレスが深く沈みやすくなるため、沈みすぎずに身体をしっかりサポートするもの、適度な硬さで体圧分散性能の高いものが理想。逆に体重が軽い人が硬すぎるものを選べば、体が十分に沈み込まずに、高反発マットレスの体圧分散性や理想の寝姿勢などを再現することができなくなってしまうということ。自分の身体に合った硬さを選ぶことが大切ですね。