2018年11月28日(水)の「あさイチ」で、「代謝の“下り坂”にストップ! 賢く代謝を上げるには?」が放送されました。
年齢を重ねると急激に下がり始める代謝の効率。すると体に過剰な脂肪が蓄積され、高血圧や動脈硬化などを引き起こしやすく深刻な病気になるリスクが高まってしまいます。
そこで、お手軽な肝臓ケアの方法や、日々の何気ない動きを代謝アップにつなげる体操についてご紹介します。

チョコレートのポリフェノール
●ポリフェノール量100gあたり
・紅茶 100㎎
・赤ワイン 180㎎
・チョコレート 2540㎎
このポリフェノールには弱った肝臓の機能を高める働きがあります。
ポリフェノールには抗酸化作用があるため肝臓を活性酸素から守ってくれるのです。
高カカオチョコレート
誰もが続けられるというチョコレートを食べるという方法。
チョコレートはなんでもいいわけではなく、カカオが70%以上のものを食べましょう。高カカオチョコレートには、ポリフェノール、食物繊維、電解質が多く含まれます。
●1日どのくらい食べたらいい?
チョコレートの量は1日25gです。
チョコレートひとかけらが5g前後なので5個程度食べましょう。
●いつ食べればいい?
食べるタイミングは3食の食事前と午前・午後の間食として、合計5回に分けるのがおすすめです。
チョコレートには食物繊維が多く含まれているので、食事前に食べることで食物の吸収を抑える効果があります。
実際に患者さんに高カカオチョコレートを毎日食べ続けてもらうと、ほとんどの患者で善玉コレステロールが増加し、悪玉コレステロールは減少しました。
活動代謝は自分の意識で上げることが可能です。
活動代謝のうち90%は特別な運動ではなく日常の動きです。軽めの運動を何度も行うことが大切です。
効果テキメン代謝アップ体操
生活に一工夫加えるだけでより代謝に効くという「効果テキメン代謝アップ体操」を教えてくれるのは、東海大学医学部客員教授で健康運動指導士の黒田恵美子先生です。
かかとの上げ下ろし体操
①足をそろえて、肛門の辺りの筋肉をぎゅっと寄せるようにします。
②そのままの状態で踵の上げ下ろしを行います。
*お尻をしめて大臀筋と内転筋を使うのがポイントです。
お尻ともものあたりや内側の内転筋はO脚になると緩んできます。
人前にいる時や電車に乗ってつり革につかまっているときなどにお尻をきっとしめてあげることで、これだけでも小さな活動代謝というのは増やしていけます。
立ち方
①イスに座ります。
②背筋を伸ばし、股関節から上体を倒して前傾になります。
*背中がまっすぐになっている姿勢をすることがポイントです。
③頭を下げたままお尻を上げます。
④身体を起こします。
座り方
①足の付け根から背筋を伸ばしたまま前傾になります。
②膝を曲げて、お尻を後ろに突き出すようにして座ります。
*座る直前に、粘ってから座ることによってさらに基礎代謝アップに効果があります。
*フーっと息を吐きながら行います。
座ったままできる体操
①イスに深めに腰掛けます。
②足をぶらぶらさせます。
③負荷をかけるには手もぶらぶらさせます。
④手足をぶらぶらさせながら、手を上に上げます。
チョコレートもこまめに取り入れながら、代謝アップを目指しましょう。