世界文化遺産・美しい苔むす庭園、京都・西芳寺へ。

一度は行ってみたいと思っていた憧れの「苔寺」。予約制なのでややハードルが高いと感じて先延ばしにしていたもののチャンス到来!やっと行ってきました。

予約してでも行きたい!苔寺で写経・読経も。

西芳寺(さいほうじ)は、京都市西京区松尾にある臨済宗の寺院です。
1994年に世界遺産として登録された「古都京都の文化財」のひとつで、国の特別名勝として指定されています。
苔むした美しい庭園は、120種類の苔が覆いつくし、まるで緑の絨毯のよう。光に照らされてキラキラする苔はここでしか見られない自然美です。このことから通称「苔寺」と呼ばれてるんですね。
まずは読経と写経で心を清める

まずは靴を脱いで本堂で入り写経と読経を行います。この日は拝観客が非常に多く、般若心経は書かずに祈願することと住所・名前のみを筆で記入し奉納。全部書けると思っていたので少し残念でした。その代わり全員で般若心経を唱えると、本堂に声が響き渡り、非常に美しい音楽を聴いているようでした。

あのジョブズ氏が訪れた庭園へ

約3万平方メートルの庭園は、600年以上も前に夢窓疎石が築いた世界最古の枯山水の前庭と、黄金池を中心に4つの島と8つの橋を持つ池泉回遊式庭園から成り立っています。また、庭園内には3つの茶室もあります。

西芳寺は応仁の乱でほとんどの建物が焼失。江戸時代には2度にわたって洪水にも見舞われ庭園が荒廃し放置されたところ、地下水位が高い湿潤な土地だったため苔が生えたと言われています。今のように苔におおわれたのは江戸時代末期に入ってからのようです。

地面はもちろん木々や池の淵まで庭一面が苔に覆われて、幽玄な雰囲気を醸し出しています。見たこともない無数の苔が青々と輝く姿は、可愛らしささえ感じます。

ここへはアップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏が家族とともに何度も訪れたとも言われています。親日家としても有名なジョブズ氏もこの庭で癒されていたのかもしれません。

せっかく来たなら御朱印も
凛々しいお坊さんを描いたような御朱印は見開き2ページに渡るもの。ぜひいただきましょう。
拝観は事前予約制
以前は自由参拝のようでしたが、現在は一般観光客は見学できず、一週間以上前からの事前予約になります。予約方法は、往復はがきに、代表者の住所、氏名、電話番号、拝観人数、拝観希望日を記入して「西芳寺参拝係」宛で送ります。その後「拝観証」と書かれたはがきが帰ってくるので当日持参します。
事前予約で人数制限がされているためゆっくり見ることができます。美しい苔をじっくり眺めて心を清めてみてはいかがでしょうか。
アクセス・参拝時間

〔アクセス〕

 阪急電鉄松尾大社駅下車 徒歩約20分

〔参拝冥加料〕

 3000円(※事前に往復はがきにて予約)

〔拝観時間〕

 7~9月は10時、それ以外の月は13時から。

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