テレビのダイエット企画でも話題になった「玉ねぎヨーグルト」。便秘解消やダイエットにいいと言われるその効果と、今すぐ取り入れられる作り方についてご紹介します。
血液をサラサラにして、脂肪の吸収をおさえる玉ねぎと、善玉菌を増やして腸内環境を整えるヨーグルトは、単体で食べても体にいいのですが、組み合わせるとその相乗効果により、さらに効果がアップします。
その理由は…
玉ねぎにはイヌリンという水溶性食物繊維が豊富に含まれています。イヌリンは腸内で分解されフラクトオリゴ糖になります。
ヨーグルトにはビフィズス菌という腸内環境を整えてくれる善玉菌が豊富に含まれています。
善玉菌(ビフィズス菌)は、オリゴ糖(イヌリン)をエサとして食べることで活性化し、短鎖脂肪酸(やせ菌)を生み出します。
こうしてできあがった短鎖脂肪酸(やせ菌)は、脂肪の蓄積をおさえ、代謝を高めて、エネルギーを消費し、腸の働きを活性化させる効果があるので、便秘解消やダイエットに効くと言われるのです。
つまり「玉ねぎヨーグルト」は、オリゴ糖とビフィズス菌を一度に摂り、相乗効果でやせ菌をたくさん生み出してパワーを発揮する、非常にすぐれた食品なのです。
<材料>
・玉ねぎ 100g(中サイズ1/2)
・プレーンヨーグルト(無糖・ビフィズス菌入りのもの) 200g
・塩 小さじ1/2
<作り方>
1.玉ねぎを繊維を断つように薄く切ります(スライサーを使うと便利です)
2.スライスした玉ねぎを重ならないように広げて空気にさらし、30分以上置く。(水にさらすと栄養分が損なわれます)
3.玉ねぎ・ヨーグルト・塩を合わせて冷蔵庫で一晩寝かせる。
(作ってすぐでも食べられますが、一晩おくと玉ねぎが馴染んで食べやすくなります。)
*玉ねぎの辛味が強い場合は、玉ねぎをみじん切りにすると辛味が抜けやすくなります。さらに電子レンジで1分ほど加熱すると甘味が引き出されるので食べやすくなります。
★アレンジレシピいろいろ
そのままでも食べられますが、毎日食べるので飽きにくくて食べやすいようにいろんな工夫をしてみてください。
●納豆とあわせる
●サラダに加える
●食パン(サンドイッチ)にのせる
●お味噌汁に入れる
●カレーに加える
●マグロにのせる
●ドレッシングやタルタルソースの代わりに使う
★摂取量の目安
目安は1日50g以上(小鉢1つ分くらい)。毎日の食事にプラスして食べればOKですが、より効果をあげるなら、朝食時に食べるのがおすすめです。朝に玉ねぎヨーグルトを食べることにより血糖値の上昇をおさえるだけでなく、次の食事にも影響を与えるので、1日トータルの食事のコントロールができるためです。
玉ねぎヨーグルトは身近な食材で簡単に作れて、そのままでもアレンジしても食べられるので、長続きしやすい便秘解消法です。無理な食事制限もないので、気軽にチャレンジできるのも嬉しいですね。