ダウンの割合とダウンパワーが重要!羽毛布団の選び方

ぐっすりと眠るには掛布団もしっかり選ぶことが大切です。最近はさまざまな素材のものがあるけれど、中身を開けてみるわけにもいきません。そんなときのチェックポイントです。

羽毛布団と羽根布団の違いは?
羽毛布団には羽毛布団羽根布団があります。羽毛布団の中綿に使われる水鳥の毛には2種類あって、たんぽぽの綿毛のようにやわらかいのがダウン、軸があって硬めなのがフェザーです。
ダウンを50%以上使用しているものを羽毛、50%未満のものを羽根と呼びます。羽根はふくらみが出ないので、ダウンが多いほど保温性が高くなり、高価になってきます。一般的にはダウンの比率が80%~90%を超えるものがよい羽毛布団と言われています。
ダッグとグースの違いは?
一般的に羽毛布団においてはダック(アヒル)よりもグース(ガチョウ)の方が高品質であると言われています。その理由として、グースの方がダウンのふくらみ(嵩だか)が大きく、羽枝・小羽枝が細くてやわらかくてドレープ性(密着度)に富んでいることなどがあげられます。かさ高の大きいほど、少なくてもよく膨らむので、軽くて暖かいと言えるのです。
また、グースはダックよりもダウンボール(ダウンの大きさ)が大きいため、より高い保温性があります。
ダウンパワー
ダウンパワーとは1グラムあたりの羽毛のふくらみ度合のこと。羽毛がどれだけふわふわしているか、弾力性をもっているかを数値化したものです。数値が大きいほど優れた保温性を持っていて、高品質とされています。400ダウンパワー以上のものを選びましょう。
ゴールドラベルもチェック

ゴールドラベルとは日本羽毛製品協同組合(日羽協)が発行している羽毛(ダウン)の品質基準を示すラベルです。組成混合率、かさ高性、清浄度などの品質基準に合格した羽毛原料と側生地を使用して、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんであることを表しています。

また、羽毛の品質性能を表す意味もあり、ダウンパワー値によって「ニューゴールド」「エクセルゴールド」「ロイヤルゴールド」「プレミアムゴールド」の4段階に分けられます。

●プレミアムゴールドラベル

・かさ高性:180mm以上

・ダウンパワー440dp(ダウンパワー)以上

●ロイヤルゴールドラベル

・かさ高性:165mm以上

・ダウンパワー400dp以上

●エクセルゴールドラベル

・かさ高性:145mm以上

・ダウンパワー350dp以上

●ニューゴールドラベル

・かさ高性:120mm以上

・ダウンパワー300dp以上

その他にも、手で押してもふんわり元に戻ってくるか、いやな臭いはしないか、縫い目がきれいで羽毛が飛び出してこないかなど、使用しているときの感触もチェックして、心地よい眠りができる布団を選びましょう。

年齢を重ねたり、体力が低下してきたら、寝返りもしやすくて圧迫感の少ない軽い掛布団を選んで、快適な睡眠生活を送りましょう。

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