2018年10月7日放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS)で、岩盤浴のタブーが紹介されました。
特に女性に好きな人が多い岩盤浴。ゲストの土屋太鳳さんも「良くないものが出るんじゃないかな」という理由で好きだと言っていました。
確かに岩盤浴の広告や看板には「体から毒素を出して美容と健康に」「老廃物を排出できる」「岩盤浴でデトックス」など、毒素を排出するとか、デトックス効果があるとうたったものが多くみられますが…。
岩盤浴で汗をかいてもデトックス効果は期待できません!
そもそも汗をかいてデトックス効果が期待できるのであれば、汗の中にいろんな毒素が混ざっていて、めちゃくちゃ臭くないとおかしいはず。
人間は身体の中に溜まった毒素は、肝臓と腎臓で解毒して、尿や便という形にして排出します。
汗は基本的に体温調節機能であり、体温調節のために水分を出しているのであって、毒素が汗と一緒に出ていくのは理論上も考えづらいのです。
ちなみに、1日に汗が出る量は多くて2ℓですが、その中に含まれる毒素はわずか0.1ナノグラム。
0.1ナノグラム = 0.0000000001g = 1/100億g
このように、汗で毒素は排出されないため、岩盤浴にデトックス効果は期待できないということが言えます。
しかし、岩盤浴には別のメリットがあります。
東京都市大学人間科学部の早坂教授によると、
岩盤浴は血流が良くなりますので、むくみの解消や疲労回復には効果が期待できるとのことです。
岩盤浴はデトックスには無意味ですが、身体の芯まであたたまるので、血行がよくなり、むくみ解消の効果が期待できるのです。
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なんだか少し残念な気もしますが、むくみや疲労回復に効果があるのならこれからも積極的に利用したいですね。