【初耳学】肥満の数値「BMI」に医学的な裏付けなし!

2018年10月7日(日)放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS)で、BMIのタブーついて紹介されました。

BMIのタブーとは?

イギリスで出版された「正解を変えた14の密約」の著者、ジャーナリストのジャック・ペレッティ氏がBMIにまつわるとんでもないタブーを公表しました。

それは、もともとBMIは金儲けのために1人の男が広めた適当な数値であり、15年にわたり、100人以上の関係者たちのインタビューであきらかになったまぎれもない事実だということです。

そもそもBMIとは?

BMIは数式によって導き出される、世界的に肥満の基準としても採用されている指数です。

BMI=体重㎏÷(身長m)² 

算出された身長と体重から算出される肥満度を表す体格指数のBMIは、以下のように分類されます。

●18.5未満    ⇒ 痩せ型

●18.5~25.0未満 ⇒ 標準

●25.0以上    ⇒ 肥満

これは、1835年にベルギーの数学者であるアドルフ・ケトレーが統計手法を導入し提案した数値ですが、そもそもBMIは筋肉量や脂肪量を全く無視した数値であり、実際にケトレー本人も「肥満度を算出するには曖昧」と言っていたほど。もともとBMIは医学的な裏付けは何もない数値なのです。

このBMIが金儲けのために広まっていった全貌とは

1945年アメリカ・ニューヨーク。メトロポリタン生命の統計担当をしていたルイ・ダブリンが、「何か成果を上げてボスを喜ばせたいな…」と思ったことによって、世界中が大混乱へと巻き込まれることになりました。

ある日、保険の顧客リストに目を走らせたダブリンは、

「体重が重い人は保険料の支払額が大きい傾向にある。ということは、太っている人が増えればもっと稼げるのでは?」

と考えました。

しかし、多くの人を食べさせて太らせることは不可能です。

そこで考え出したのが、

「“標準に分類されている人を“肥満”に分類できれば、より高い保険料を払わせられるのではないだろうか」

ということ。

そして、それを裏付けるために引っ張り出したのが、ケトレーが作ったBMI。当時このBMIはほぼ知られていない指標でした。この指標にお金のにおいをかぎつけたのです。

つまり、BMIは生命保険会社が引っ張り出した医学的根拠がない指標で、これをつかってなるべく多くの人を肥満と定義づけ、保険料を多く支払わせようとしたのです。

この一人の男の企みにより、それまで“標準”だった半数のアメリカ国民が、瞬く間に“肥満”に分類されました。

BMIは保険会社が肥満の基準を作り、金儲けのために広めた数値だということがわかりました。

*****

今までBMIの数値にふりまわされていたダイエッターも、これで数字の呪縛から解かれますね。

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