【この差って何ですか?】より健康効果のある「お酢」の取り方の差

2018年10月9日(火)の「この差って何ですか?」で、より健康効果のある「梅干し」の食べ方の差について放送されました。

健康長寿食材「お酢」

100歳を超えても元気なスーパーご長寿が積極的にとっている健康食材「お酢」。お酢の効果を期待して、毎日酢の物などを食べているそうです。

「お酢」は最強の調味料!

「お酢」には身体に良い効果がたくさんあります。しかも、「お酢」は料理に入れて加熱しても成分が壊れにくいため、「最強の調味料」と呼ばれています。

しかし、食べるタイミングや他の食材との食べ合わせを間違えると、お酢の持つ健康効果は十分に得ることができません。

「高血圧予防」のある「お酢」

「3大疾病」と言われる「心筋梗塞」「脳卒中」の原因のひとつなのが「高血圧」です。「お酢」に含まれる「酢酸」には、血管を広げる働きがあり、血圧の上昇を抑える効果があります。
実際に毎朝1回、大さじ1杯(15ml)の「お酢」を取り続け、血圧の変化を測定した実験では、元々150以上あった血圧が、8週間後には140台前半まで下がりました。しかし、お酢を摂るのをやめたとたんに血圧が元の数値に戻り始めました。つまり、「お酢」は毎日とらなければ、血圧を下げる効果はないということです。
〔問題1〕高血圧予防のために、「お酢」と一緒に摂るとより効果があるのは、「わかめ」「ピーナッツ」どっち?
〔答え〕ピーナッツ
「ピーナッツ」の中には「オレイン酸」という油が入っていて、血圧が上がる原因となる血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
「お酢」と一緒に「ピーナッツ」を食べると、小腸で「お酢」の酢酸が「ピーナッツ」のオレイン酸をより細かく分解するので、血液中のオレイン酸の数が増え、より多くの悪玉コレステロールを減らしてくれます。

「お酢」と「ピーナッツ」の効果的な食べ方

より効果的な食べ方は、「お酢」に「ピーナッツ」を3日ほど漬けた「酢ピーナッツ」です。
「お酢」に漬けることによって消化されやすくなり、「ピーナッツ」のオレイン酸が吸収されやすくなります。
茶色い皮はついたまま食べることが重要です。茶色い皮にはポリフェノールという血管を広げてくれる物質がたくさん入っているため、血圧を下げる効果があります。
毎日20粒程度食べると効果があります。「お酢」の種類はなんでも良いです。
「お酢」の酸味が苦手な方は、はちみつを入れると食べやすくなります。
また、人間の血圧は、朝起きてだんだんと上がるため、血圧を上げないためには、朝に食べたほうが良いです。
〔問題2〕疲労回復のために「お酢」と一緒にとるとより効果があるのは、「ごはん」「豚肉」どっち?
〔答え〕ごはん
疲労回復に一番なのは、ごはんの中に含まれている「糖」です。「糖」は体内に入るとエネルギー源に変換されて体内に蓄えられますが、この時「ごはん」と一緒に「お酢」を摂ると、「お酢」に含まれる酢酸の働きによって、糖が素早くエネルギー源へと変換されます。そのため、短時間でより多くのエネルギー源が作られるので、疲労回復が効率的に行われます
「糖分」だけ摂った場合と、「お酢と一緒に糖分」を摂った場合を比べると、その吸収率はなんと3倍になります。マラソンのレース中にはちみつにお酢をかけたスペシャルドリンクを飲むランナーが多いですが、これも疲労回復に非常に効果があるからです。

「お酢」と一緒に摂った方が良い食材:「牛乳」

牛乳の代表的な栄養素はカルシウムです。カルシウムは体内で吸収されにくい性質を持っていて、牛乳の場合約50%しか吸収されません。しかし、「お酢」とカルシウムを一緒に摂ることで、その吸収率は2割もアップする結果があります。
●「お酢入り牛乳」
<作り方>
牛乳コップ1杯(120ml)に対し、「お酢」大さじ1、「はちみつ」大さじ1を入れてかき混ぜれば完成です。

「お酢」と一緒に摂った方が良い食材:「あさりのみそ汁」

あさりの貝殻にはカルシウムがたっぷりついています。あさりのみそ汁を作る場合には、「お酢」を調理の最初に入れると、「お酢」の酢酸が貝殻を溶かすので、貝殻に含まれるカルシウムがたくさん外に出てきます。溶けだすカルシウムの量は4倍にもなります。

●「お酢入りあさりのみそ汁」
<作り方>

①あさり100gに対して、水400ml、お酢大さじ1を入れます。

②貝殻のカルシウムを十分溶かすために、沸騰後8分ほど加熱します。

③最後に味噌を溶かしたら完成です。

酸っぱさもなく、普通のみそ汁と同じで、お酢が入っているかはわからないようです。

〔問題3〕「黒酢」を飲むと予防できるのは、「冷え性」「腰痛」どっち?
〔答え〕冷え性
「冷え性」の主な原因は代謝の低下です。代謝が低下するとエネルギーが完全に燃えないので、身体が温められなくなってしまいます。「黒酢」には代謝を活発にさせる成分のアミノ酸が豊富に含まれています。
「黒酢」の原料は、アミノ酸がたくさん含まれている玄米を使っているので、一般的な普通の米酢と比較すると、およそ3倍もアミノ酸が多いです。
アミノ酸は代謝を上げることができるので、冷え性対策には「黒酢」が一番効果があります。
「黒酢」を水で割って飲む場合、水150mlに対して、大さじ1杯が目安です。
アミノ酸が多く含まれるため、二日酔いにも効果的です。
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