2018年10月28日放送の「林先生が驚く初耳学!」で、夜に食べてはいけない果物について紹介されました。
いちご・ぶどう・りんご・グレープフルーツ
ヘルシーだと思って食べているこれらの果物のなかには、夜に食べないほうがいいものがあります。
それは、ぶどうとりんごです。
これらは果糖が多い果物です。
果糖は、糖なのに血糖値が上がりにくいという特徴を持っています。そのため、昼間活動していればエネルギーとして消化されますが、夜食べて寝てしまうと、中性脂肪に変わりやすくなります。
●果物に含まれている果糖(100gあたり)
・グレープフルーツ 1.8g
・いちご 2.1g
・ぶどう 7.3g
・りんご 7.7g
たとえば、ぶどう糖は小腸から吸収されたあと血液中に入り、血液中に糖が増えて血糖値が上がりますが、インスリンが膵臓から分泌されて血糖値を下げ、全身をめぐって細胞に運ばれ、エネルギーとして利用されます。
一方、ヘルシーそうな果物の糖分である果糖は、ほとんどが肝臓に運ばれてエネルギー源となりますが、余分な果糖は肝臓で中性脂肪に変換され蓄積されてしまいます。朝食べると日中エネルギーとして消費されますが、エネルギーを消費しない夜に食べすぎると、中性脂肪が体内にたまり、ぽっこりおなかの原因になってしまうのです。
グレープフルーツ、オレンジ、パイナップル、レモン、夏みかんなどのかんきつ類は糖質量が低いものが多く、バナナ、さくらんぼ、マンゴー、キウイフルーツなどは糖質量が多いので、夜食べるのは避けた方がよいといえますね。