【この差って何ですか?】豚肉・ヨーグルト・鮭・鯖・梅干し~長寿の秘訣・食べ合わせ

2018年11月13日の「この差って何ですか?」で、「長寿の秘訣の食べ合わせ」について放送されました。

100歳以上のご長寿300人に「週3日以上食べている食材は何か?」というアンケートを実施したなかで、長寿のみなさんは、普段の食生活の中でも自然に健康長寿につながる「食べ合わせ」をしていることがわかりました。

なかでも、特に理にかなった「食べ合わせ」をしている「梅干し」「サケ」「サバ」「ヨーグルト」「豚肉」をご紹介します。

健康長寿の食べ合わせ

「梅干し」×「ワカメ」で「骨粗しょう症予防」に効果的!

梅干し」と食べ合わせることで、「骨粗しょう症予防」に効果的な食材は「ワカメ」です。
骨が丈夫な國部さん(100歳)がいつも食べているのは、「梅干し」を使った酢の物です。
作り方は、
スライスしたキュウリとちぎった梅干しに、
お酢・砂糖を入れたあと、「ワカメ」を加えるだけです。
骨粗しょう症予防にはたくさんの「カルシウム」を補給する必要がありますが、「ワカメ」には「牛乳」と同じくらい「カルシウム」が豊富に含まれています。

しかし、「カルシウム」は吸収しづらいという特徴があり、約30%しか体に吸収されないと言われています。

そこで、「梅干し」に含まれる「クエン酸」と合わせることで、「ワカメ」の「カルシウム」の吸収率が上がり、「骨粗しょう症予防」につながるのです。

「サケ」×「ブロッコリー」で「動脈硬化予防」に効果的!

サケ」と食べ合わせることで、「動脈硬化予防」に効果的な食材は「ブロッコリー」です。

101歳の小笠原さんは、お医者さんが驚くほど血管が若々しく、週4日も食べているのが「サケ」でした。

そして、ふだん食べている「サケ」入りクリームシチューに「ブロッコリー」を入れています。

「ブロッコリー」に豊富に含まれる「ビタミンC」がポイントです。

「サケ」には血液をドロドロにする活性酸素を取り除いてくれる「アスタキサンチン」が含まれており、「サケ」だけでも動脈硬化の予防に効果があります。

「サケ」と「ブロッコリー」を一緒に食べると、血液中で「アスタキサンチン」の効果が長い時間持続するということが分かっています。

「サバ」×「リンゴ」で「認知症予防」に効果的!

サバ」と食べ合わせることで、「認知症予防」に効果的な食材は「リンゴ」です。

瀬戸さん(103歳)が週3回食べているのが「サバ」でした。

焼き「サバ」に皮ごとすりおろした「リンゴ」をかけて食べています。

他にも「揚げナス」や「冷奴」にもすりおろした「リンゴ」をかけています。

「サバ」には「DHA」という脳の神経細胞を活性化させる物質が含まれています。しかし、多くの「DHA」は血管内で「活性酸素」に攻撃され壊れてしまうため、脳までたどり着く「DHA」は少なく、認知症予防効果は得られにくいのです。

ところが、「リンゴ」にしか含まれていない「リンゴポリフェノール」という物質が「活性酸素」から「DHA」を守ってくれるので、「DHA」が壊れないで脳まで運ばれて、認知症予防につながるというメカニズムが分かってきています。

「ヨーグルト」×「タマネギ」で「腸内環境改善」に効果的!

ヨーグルト」と食べ合わせることで、「ビフィズス菌」が「腸内環境改善」する働きを高める食材は「タマネギ」です。

100歳を過ぎても1人で畑仕事をしている池沢さん(100歳)の元気の源は毎日食べる「ヨーグルト」です。

しかも、スライスした「タマネギ」に「ハチミツ」をかけたものを「ヨーグルト」に入れて食べています。

「腸内環境」を作るのは、「ヨーグルトに」含まれる「ビフィズス菌」です。この「ビフィズス菌」のエサを入れて「ビフィズス菌」を増やさないと「腸内環境」はよくなりません。

この「ビフィズス菌」のエサとなるのが、果物や野菜に含まれる「食物繊維」なのですが、「ビフィズス菌」が好むのはその中でも水に溶ける「水溶性食物繊維」です。「タマネギ」には「水溶性食物繊維」が多く含まれるので「ヨーグルト」と食べ合わせると「腸内環境改善」にとても効果的なのです。

「豚肉」×「サツマイモ」で「豚肉の健康効果」がUP!

豚肉」には「ビタミンB1」が豊富に含まれていて、「疲労回復」や「免疫力アップ」に効果があり、健康長寿食材のトップと言えます。

しかし、脂が「動脈硬化」を起こしたり、「老化」を早めてしまう可能性があります。

そこで、「豚肉」と食べ合わせることで、脂身がもたらすデメリットを軽減し、「豚肉」の健康効果を高めてくれる食材は「サツマイモ」です。

積極的に頭を使っている出井ナツさん(100歳)の元気の源は「豚肉」。

そして、50年以上も食べているのが、肉じゃがのジャガイモのかわりに「サツマイモ」を使った「豚肉とサツマイモの甘辛煮」

「豚肉」に含まれている脂は、吸収されると血液に入って酸化すると「過酸化脂質」に変化します。この「過酸化脂質」が動脈の壁を攻撃すると「動脈硬化」が引き起こされ、細胞の中に入ると細胞の「老化」を引き起こします。

しかし、「サツマイモ」に多く含まれる「ビタミンE」を一緒に摂ると、脂が「過酸化脂質」に変質するのを防いでくれるのです。そのため、「サツマイモ」と一緒に食べると「豚肉」の脂のデメリットを軽減してくれるので、本当の健康長寿の食材となるのです。

ちなみに、じゃがいもにはそれほどビタミンEは含まれていません。

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長寿の方は知らないうちに身体にいい食べ方をしているんですね。ぜひ見習って食べましょう。

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