2019年1月29日放送の「林修の今でしょ!講座」で、「今注目!チョコレートのカカオポリフェノール」が放送されました。
チョコレートが健康に一役買うすごい食品だと、近年医学界で注目されています。
そこで、脳の活性化、高血糖予防、美肌効果など、チョコに秘められた驚きのパワーや賢い食べ方をご紹介します。
教えてくれるのは、戸田中央総合病院・椎名一紀先生です。

カカオポリフェノールで風邪予防!
カカオポリフェノールは、チョコレートの原料であるカカオに含まれるポリフェノールです。
このカカオポリフェノールには、強い抗酸化作用で活性酸素や悪玉コレステロールの蓄積を抑える働きがあり、肝臓の働きを高めてくれます。
免疫力を上げるには、代謝を上げ、血液の流れを良くすることが重要ですが、加齢とともに、基礎代謝は低下していく一方です。
しかし、カカオポリフェノールが基礎代謝を上げて、免疫力を上げることで、風邪予防につながるのです。
高カカオチョコレートで免疫力アップ!
カカオ70%以上のものを高カカオチョコレートと言い、カカオポリフェノールが多く含まれています。高カカオなものほど肝臓の働きを良くし、免疫力があがる効果が期待できます。
ちなみに、チョコレートのポリフェノール含有量は、赤ワインの約5倍です。
カカオポリフェノールで記憶力アップ!
人間の記憶は脳の海馬で行い、大脳皮質で保管されます。
この海馬の働きを支えているのがBDNFという記憶アップ成分です。このBDNFは加齢とともに減少してしまいます。
しかし、高カカオチョコレートを食べることで、このBDNFの量が増えるという研究結果があります。BDNFが増えるメカニズムは研究中ですが、記憶力のアップについては医学界でも注目されています。
高カカオチョコレートを摂取することは、認知・記憶・気分に良い影響を与えます。
チョコレートの1日の摂取量は?
1日に食べてよい高カカオチョコレートは、板チョコ半分の約25g。
高カカオチョコレートなら毎日25g食べても太りません。
カカオポリフェノールの効果をいかす食べ方
カカオポリフェノールは代謝が非常に早いので、一定して効果を保つためには、1日4~5回に分けて食べるのがおすすめです。
免疫力を高めるレシピ
高カカオチョコレート×酒かす甘酒
作り方は、酒かす甘酒をつくるとき、砂糖の代わりに高カカオチョコレートを入れるだけです。
酒かす甘酒には、レジスタントプロテインという、腸内環境を改善し、免疫力を高めてくれる成分が含まれています。高カカオチョコレートと組み合わせることでWの効果が期待できます。
高カカオチョコレート✖いちご
免疫力アップが期待できるいちごもチョコレートと相性抜群。いちごをチョコレートにつけて食べると効果的です。
肌トラブル改善!美肌効果!
チョコレートを食べるとニキビができると昔から言われていますが、実は医学的な根拠はありません。
また、お肌のシミやシワは、紫外線を浴びて肌に活性酸素がたまることが原因のひとつです。この肌がさびたような状態、これを肌の酸化と言います。
高カカオチョコレートに多く含まれるカカオポリフェノールは、この肌の酸化を起きにくくしてくれます。
さらに食物繊維も豊富なので、便通も良くなり、美肌にもつながります。
高カカオチョコレート✖アーモンド(アーモンドチョコレート)
チョコレートのカカオポリフェノール&食物繊維と、アーモンドのビタミンEで抗酸化作用のパワーをアップさせます。
高カカオチョコレート✖ヨーグルト
チョコレートの食物繊維がヨーグルトの善玉菌のえさになり、腸内環境を良くしてくれます。
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最近は高カカオチョコレートも種類が豊富です。いろいろ試してみて、自分好みの味を見つけるのも楽しいですね。
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