発酵食品とは、食材を腸内細菌の仲間である微生物の働きで発酵させた食品のこと。この発酵食品を日頃から摂取することにより、善玉菌を活性化させて腸内環境が整うことですっきりと便秘が解消できるのはもちろん、さまざまな病気の予防にもつながっていきます。
「発酵食品」といっても、さまざまな微生物や菌によって作り出されています。主な菌の種類と特徴をご紹介します。
1)乳酸菌・ビフィズス菌
よく知られている乳酸菌には「ビフィズス菌」、「乳酸菌シロタ株(ヤクルト菌)」、「LG21」、「ラブレ菌」などがあります。
悪玉菌を抑えて腸内環境を整えながら、免疫力を高めてくれます。近年ではがん、認知症、花粉症などの予防効果も期待されています。
2)麹菌
必須アミノ酸、ビタミンB群を多く含み、血行を促進して代謝を上げる作用があります。
3)酵母菌
腸内で善玉菌となり、腸内環境を整えます。当分やアルコールを分解してカロリーの吸収を抑えたり、免疫力を高める働きがあります。
4)納豆菌
納豆を作り出す菌。熱にも胃酸にも強く、腸まで生きて届きます。腸内の悪玉菌を減らして、腐敗菌の増加を抑えてくれる働きがあります。また善玉菌の増殖を促して腸内環境を整えたり、がんのリスクを下げる効果が期待できます。
5)酢酸菌
酢全般に含まれる酢酸菌。日本酒に酢酸菌を入れると「米酢」、ワインに入れると「ワインビネガー」といった具合にお酒の種類によってさまざまな種類が作り出されます。豊富なクエン酸が腸内環境を整え、便秘解消や血液サラサラにしてくれます。疲労回復や高血圧の予防も期待できます。
昔から自然と和食に取り入れられてきた発酵食品は、いろいろな種類を食べることで相乗効果が得られます。毎日積極的に摂取して、からだの内側から健康になりましょう。
発酵食品で美容と健康をサポート【さらっと飲みやすい糀の甘酒】