ハーブティーは自然が生み出した、西洋の香りの漢方薬とも言われるもので、いろいろな効能を持っています。ハーブティーは薬用植物を乾燥させてお茶にしたもので、その種類によっていろいろな色や味、香りが楽しめます。そしてそのほとんどがノンカフェインなので安心して飲むことができます。
ローズヒップ
ローズヒップティーにはビタミンＣが豊富に含まれています。腸内の善玉菌の増殖を促し、腸の働きを活発にする作用があります。さらに善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やして腸内環境を改善してスムーズな排便をサポートします。
カモミール
ストレスや自律神経の乱れの緩和などリラックス効果が高く、ストレスやイライラを和らげることでストレス性の便秘解消に役立ちます。
また、腸や胃の炎症を抑える作用もあり、低下している胃腸を落ち着かせて機能回復を促します。
ペパーミントティー
スッキリとした爽やかな香りを生み出すメンソールには体内の老廃物や毒素を排出するデトックス作用があり、腸のぜん動運動を活性化させて便の排出を促進します。また、メンソールには整腸作用もあり、腸内の環境を整えることでもスムーズな排便をもたらします。
さらに、メンソール香りはリラックス効果もあるので、ストレスの軽減や自律神経の安定に役立ちます。ストレス性の過敏性腸症候群を緩和し、便秘を解消してくれます。
フェンネル
フェンネルには整腸作用や消化促進作用があるので、便秘のほかに胃もたれなどにも効果があります。胃腸の不快感を軽減し、腸の正常な働きをサポートして、老廃物やガスの排出を促します。
●最初は少しずつ試して
最初から飲み過ぎ・煮出し過ぎると、便秘解消の効果が効きすぎてしまうので、少しずつ飲むようにしましょう。自分の体と合うか、どれくらいの量で効果が出るかを確かめることが大切です。
●毎日飲むのはＮＧ
飲み続けると耐性がつく可能性もあるので、どうしても出ないときなどにした方がいいでしょう。
●妊娠中は慎重に選んで
ハーブティーすべてがノンカフェインというわけではなく、子宮を刺激するものや収縮させるものもあります。
●原料を確認してから飲みましょう
何を原料にしているのかによって効果は大きく異なります。成分を必ず確認して飲むようにしましょう。
ハーブティーは種類によって効能や効果が異なります。また、香りや味も独特なものが多いので、自分の便秘の症状や原因、好みの香りや味に合わせてを選びましょう。