飲むだけで1時間のウォーキングと同じくらいの効果があると言われる杜仲茶は、ダイエット効果が高いと一時期ブームになりました。そんな人気の杜仲茶の便秘解消効果について調べてみました。
杜仲茶は中国四川省原産の高木の葉を煎じて作ったもので、現在では中国でのみ生息しています。杜仲の樹皮は古くから生薬として親しまれ、漢方薬に利用され、若葉だけがお茶として煎じられています。
ゲニポシド酸
ゲニポシド酸には副交感神経に直接作用する高いリラックス効果があります。そのリラックス効果により、正しい便意へと導くことができます。さらにぜん動運動を促進させることで腸の働きを高めてくれます。
ピノレジノール・ジグルコサイド
血管を拡張させる働きがあり、血流を良くすることで新陳代謝を促進します。これにより代謝が向上して、消化吸収がスムーズに行われ便通がよくなると言われています。
ダイエット
アスペルロシドは胆汁酸を増加させることで基礎代謝を高めて、脂肪を燃焼させる効果があります。また、アディポネクチンはインスリンの働きを手助けして、血糖値の急な上昇を緩やかにして、身体に脂肪がつくのを抑えてくれます。
さらにピロレジノールやジグルコサイド、カリウムには利尿作用があり、体内の老廃物を排出してむくみを改善する効果があります。
美肌効果
カリウム・ピロレジノール・グルサイドには利尿作用があり、ナトリウムの吸収をおさえ、余分な水分を体外へ排出することから、むくみ予防にも効果的です。また、ゲニポシド酸やマグネシウムが腸の働きを活性化するなどデトックス効果にすぐれているので、美肌効果も期待することができます。
生活習慣病の予防
ゲニポシド酸には副交感神経を高める働きがあり、これが血管の筋肉である平滑筋を緩めて血管を拡張します。そのため血圧が下がり、高血圧を始めとするさまざまな生活習慣病を予防してくれます。
ノンカフェインなのでいつ飲んでもOKです。食事中に飲むと食事で摂取する脂肪を胃で分解してくれます。1日5杯程度飲むといいでしょう。
●副作用もほぼありません
しいて言うなら利尿作用があるので、トイレに行きづらい状況のときには注意しましょう。