寒い冬は血流が悪くなりやすく、むくみが起こりやすい季節だと言われています。冬特有のむくみの原因を知って「ブーツが履けない!」なんてことがないように気をつけましょう。「太ったかもしれない」と思っていたことも、実は「むくみ」が原因かもしれません。
冷えからやってくる冬のむくみは、夏と違って改善しにくく、長引いたり重く感じたりします。
1)冷え(血行の悪化)
一番の要因は寒さによる「冷え」。気温が低くなると股関節や筋肉が固くなってしまいますが、これによって血液やリンパ液の流れが滞ってしまい、むくみが引き起こされてしまいます。
2)水分不足
夏場には水分をたっぷりとっている人でも、汗をかかない冬場は水分摂取が少なくなります。水分は体の老廃物を出すだけでなく、体の代謝や血行を正常に促進するためにも必要不可欠です。冬場も意識して取るようにしましょう。
3)運動不足
冬場は汗をかく機会が減ってしまいます。また、寒くて体を動かすのが面倒になり、運動不足にもなりがちです。このことから老廃物が溜まりやすく、むくみにつながります。
これらの原因がすべて重なってしまうのが冬むくみの特徴です。寒いから動きたくない⇒血行不良になる⇒むくむ⇒だるくて動きたくない。一度むくんでしまうと魔のスパイラルからなかなか抜け出せず、さらに深刻化して長引いてしまうのです。
身体をあたためる
普段はシャワーで済ませがちという人は、お風呂で半身浴をして全身を効率よくあたためましょう。温浴効果をさらに高めるには、炭酸ガス入りの入浴剤を使用するのもおすすめです。入浴中のストレッチやマッサージも効果的です。
脚の筋肉を鍛える
下半身は重力のせいで水分や老廃物がたまりやすく、血行不良になることでむくみがおきやすくなります。血液を滞ることなく心臓へと送りだすためには、歩いたり、ストレッチをしたりして、脚の筋肉を動かすのが一番です。
からだを締めつけない
ぴったりと締めつける下着やきつすぎるソックスなどは血行の流れを悪くします。ソックスを履くなら、足先から心臓に向かう静脈の流れを正常にしてくれる着圧ソックスにしましょう。
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身体をあたためるものを食べる
●血行を促進するもの
赤ワインでも有名なポリフェノールには血液をサラサラにする効果が期待されており、むくみを解消に役立ちます。また、玉ねぎに含まれているアリシンという成分にも血液をサラサラにする働きがあります。
●身体をあたためるもの
生の野菜はからだを冷やしてしまうので、あたためるには温野菜を食べましょう。また、生姜や唐辛子も発汗作用があり、冷え性改善の働きがあります。
●水分を排出するもの
カリウムにはむくみの原因となる塩分排出を促進し、血液中の水分量を適正にする利尿作用が期待されます。ほうれん草、アボカド、バナナなどがおすすめです。
寒い冬は血行促進と冷えに気をつけて、むくみ対策を行っていきましょう。おしゃれも楽しめる季節です。着ぶくれや冬太りなんて言われないように。