【それダメ!】呼吸・目・お酒の飲み方~スタンフォード式疲れない体を作る方法を伝授

2018年11月7日(水)の「それダメ!~あなたの常識は非常識」で、「スタンフォード式・疲れない体を作る方法」が放送されました。

疲れについて徹底解説した「スタンフォード式疲れない体」は20万部超えのベストセラー。その著者であるスタンフォード大学アスレチックトレーナー山田知生先生が、疲れない体作りに役立つ方法を教えてくれます。

疲れない体を作る方法
自律神経は中枢神経から細く外側に出ている神経で、主に内臓や血管の働きをコントロールしています。
長時間労働や過度の緊張状態などによる負荷(ストレス)を自律神経が察知し、脳に伝達します。この負荷(ストレス)が脳に溜まると「疲れ」を感じるのです。
また、脳が疲れを発すると自律神経もバランスを崩し、不眠や血圧の上昇など、身体が不調を訴えます。

疲れない目の作り方

眼輪筋とは目の周りを輪っか状に取り囲んでいる筋肉のこと。この筋肉を束ねているのが筋膜です。目をずっと使っていると、この筋膜が凝り固まってしまい、疲れを感じます。

目の疲れは一点を見続けることで、眼輪筋を包む筋肉が固まってしまうことが原因です。

そのため、筋膜をほぐしてあげる(=筋膜リリース)ことで目を疲れから遠ざけることができます。

<やり方>

①目を軽く閉じます。

②力を入れずに、上まぶたと眉毛の境目を、親指以外の指の爪の付け根で、同時に下まぶたを親指の爪の付け根で弾きます。

目の周りの筋肉全体に刺激を与えられるため、揉むよりも効果的です。両目を一緒にやってもOKです。

電車移動で疲れない方法

電車移動のとき、満席で座れずにいると疲れてしまいます。

普段より疲れなくなる方法は、両手でつり革を持つことです。

立ちっぱなしでつらいときは、つり革を両手で持つことで体のバランスが偏ることを防ぐことができます。電車の揺れで、体の片方だけにかかりがちな負荷をうまく散らすことができます。

体のバランスが崩れた状態で揺れていることが、疲れの大きな原因なのです。

両手で持てない場合は、一駅ごとに持つ手を替えましょう。耳と肩が一直線の姿勢を意識することがポイントです。

お酒の疲れを残さない方法

適度な飲酒は息抜きやストレス発散になりますが、飲みすぎると身体がだるかったり、重いと感じたりします。

そんなときは、お酒と水を1対1で飲みましょう

飲み疲れは、摂取したアルコールを分解するのに、エネルギーを使うためです。アルコールを中和すると、分解するエネルギーも少なくてすむため疲れなくなります。お酒と同じ量の水を飲むと、体内のアルコールを水がしっかり中和してくれるので、身体にダメージがたまりません。

また、同量の水を飲むことで飲酒量も抑えられるので、Wの効果があります。

疲れないための呼吸法

疲れたなぁと思ったら、身体を伸ばしたり、丸まった姿勢で呼吸をしがちです。

疲れない身体を作るためには、腹圧呼吸をしましょう。

腹圧呼吸とは、息を吐くときにおなかをへこませない方法です(腹式呼吸の逆)。

腹圧呼吸をすることで、自然と背筋がまっすぐになり、無理のない姿勢を保つことができます。

中枢神経は身体の中心を通っている、脳から脊髄まで続く神経の集合体です。そこから自律神経に指令を出して動かしています。

姿勢がゆがんでいると、神経同士の連携がうまくいかず、脳にストレスがたまり疲れてしまいます。逆に姿勢がいいと、身体のバランスがとれて、中枢神経の伝達が良くなるのです。

<やり方>

①椅子にゆったりと座り、耳と肩のラインが一直線になるようにします。

このとき、おなかと太もも・ひざの裏を90度にします。

②両手の指先をおなかに向けて、ひざの上へ置き、そのままゆっくり足の付け根までスライドします。

両手の指先が足の付け根に軽く差し込まれるくらいがベストです。

③5秒かけて鼻からゆっくり息を吸い、おなかを膨らませます。

差し込んだ指を押しかえすようにおなかを膨らませます。

これが腹圧が高まっている状態です。

息を吸うときは肩を上げないことがポイントです。

④吸った空気をおなかを膨らませたまま、7秒かけてゆっくり口から吐きます。

胸部全体をゆっくり下げるよう、意識しながら息を吐きます。

息を全部吐ききったら、一通り終了です。

5セットやっても1分程度なので、朝起きた後や寝る前などにお手軽に実践できますね。1日1回やるだけで、疲れない身体の基礎ができるそうです。慣れてきたら手を使わずに行いましょう。

先生によると、人間の基本である「食べる」「寝る」「運動する」これらのバランスをとりながら、良い生活習慣のままルーティーンかしていくことが大切。その結果、疲れない身体ができあがっていくとのことです。

疲れは脳が抱えるストレスが原因です。日々繰り返す基本的な動きの無駄をなくすことで、ストレスを感じにくい、疲れない身体を作ることができるのだそうです。

山田知生先生の著書はこちら

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