2018年12月11日(火)の「教えてもらう前と後」で、「たまごの新発見!冬たまご5つの健康パワー」が放送されました。
以前は、たまごの摂取はコレステロールが高いからと1日1個までと言われていました。しかし、2015年の厚生労働省の発表によって、食事からコレステロールは2割しか吸収されないので、2~3個食べても大丈夫になりました。
それだけでなく、まだまだたまごには秘められた健康効果がありますが、食べ方を間違えると効果も台無し。そこで、たまごのパワーと食べ方をご紹介します。
たまごの新発見①「カラザ」でインフルエンザ予防!
大切なのはたまごについている、白いヒモみたいな部分の「カラザ」。黄身を固定しているものです。
このカラザには、シアル酸というインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果のある成分があります。そのため、カラザを食べるとインフルエンザ予防に期待ができます。
たまごの新発見②「たまごかけごはん+キムチ+オリーブ油」で風邪予防
キムチに含まれる乳酸菌は免疫力、唐辛子のカプサイシンは基礎代謝を高める効果が期待できます。
また、オリーブ油に含まれるオレオカンタールは、炎症を抑える作用があります。
そして、たまごにはリゾチームという酵素があり、細菌を分解する作用があります。
この3つの力が合わさったたまごかけごはんは、まさに風邪予防に最強なのです。
<最強たまごかけごはん作り方>
①たまごかけごはんに、キムチ(適量)、オリーブ油(小さじ2~3杯)を入れます。
*醤油の代わりにオリーブ油を入れます。
★名医のたまごかけごはん
卵黄にはビオチンという美肌にいい成分が入っていますが、卵白と混ぜてしまうと吸収率が低下します。
そのため、たまごを混ぜてからごはんにかけるのではなく、ごはんの上でたまごを軽く混ぜるのが健康学的におすすめの食べ方です。
たまごの新発見③「たまごのコリン+出汁のビタミンB12」で冷え性改善
おでんのたまごを食べると冷え性改善に期待ができます。
たまごのコリンという成分と、おでんの出汁に含まれるビタミンB12(※かつお出汁の場合)の相乗効果で血行が良くなるからです。
たまごの新発見④「キュッ」「コンコン」「カパッ」で上手に片手割り
「キュッ」「コンコン」「カパッ」
3つの魔法の言葉を言うだけで、たまごの片手割りがうまくできます。
この3つのことばは運動に適した音をなぞらえています。
動きに適した音を脳の中で認識させることによって、その通りに身体が動かせるようになります。
「キュッ」:握りやすいフォームが作れる
「コンコン」:リズムがとりやすくなる音
人間は音に動きが引っ張られることが多いのです。
たまごの新発見⑤新鮮に長持ちさせる方法
たまごを新鮮に長持ちさせるには、冷蔵庫の棚にパックのまま入れましょう。
ドアのたまごポケットに入れておくと、冷蔵庫を開閉するたびにたまごがダメージを受けます。また、温度変化も激しく、劣化が早くなってしまいます。