2018年12月12日(水)の「ソレダメ! 〜あなたの常識は非常識!?〜」で、「 肝臓の知られざるパワーSP 」が放送されました。
寝起きが悪い、疲れやすい、足がむくむ。
これらの症状があれば、もしかしたら肝臓が原因かもしれません。
肝機能障害はお酒をよく飲む男性の方がなりやすいのではありません。実は、無理なダイエットや糖質のとりすぎが原因で、お酒を飲まない女性でもなりやすく、なんと日本人の3人に1人が肝機能障害の可能性があります。
そこで、肝機能障害の症状別に、肝臓を元気にする方法をご紹介します。
その1.朝の目覚めの悪さは「チーズ」で解消!
肝臓は脳にブドウ糖を24時間体制で供給し、肝機能が低下するとブドウ糖の貯蔵量が減り、朝スッキリ目覚められません。
そこで、朝の目覚めを良くする食品はチーズです。
朝食にチーズをスライス1枚食べると、チーズに含まれるオルニチンが肝臓の解毒作用を高めます。
朝にオルニチンをとると、肝臓はその日1日の食事でとったエネルギーを吸収できます。
その2.足のむくみは「鶏のむね肉」で解消!
手足のむくみの原因は、血管の外側に溜まった水分です。
通常、肝臓で作られるアルブミンが、むくみの原因である水分を血管に取り込んでくれますが、肝臓が疲れているとアルブミンを作ることができません。
そこで、足のむくみ予防に良い食材は鶏のむね肉です。
毎日、50g食べましょう。
鶏むね肉に含まれるたんぱく質がアルブミンを作ります。
ちなみに、たんぱく質は常に身体で分解されてしまうので、体に蓄えておくことはできません。そのため、3食に分けて摂ることが大切です。
その3.疲れやすくてだるいのは「ブロッコリー」で解消!
肝機能が低下すると体全体のエネルギー不足になります。
本来、肝臓は栄養素をエネルギーに変えますが、疲労やダイエットによって中性脂肪になり、肝臓に溜まってしまいます。
そこで、肝臓の中性脂肪を減らす冬野菜はブロッコリーです。
ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンCがL-カルニチンを作り、脂肪燃焼させます。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので、茹でると流れ出ます。
そのため、食べるときにはレンチンするとビタミンCを逃さずに吸収することができます。
弱った肝臓を助けるには「太もも」を鍛える!
肝臓と同じような働きをしてくれるのは太ももです。
肝臓を補う筋肉の働きには以下のものがあります。
・ブドウ糖を蓄える
・アミノ酸の分解
・血糖の調整
・アンモニア代謝
・脂肪燃焼の働き
肝臓の補助をする筋肉。なかでも太ももは筋肉量が一番多いため鍛えた方が良いそうです。
とはいえ、運動したり、階段を上ったりするのは難しいし、続きません…。
そこで、太ももを鍛えるにはまず、階段を降りることから始めましょう。
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年末年始は特にお酒を飲む機会も多くなります。
肝臓の不調には十分気をつけましょう。