2018年11月1日(木)放送の「ヒルナンデス!」にて、「女性の8割が悩んでいる!放っておくと怖い”冷え性”の秘密」が紹介されました。
イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に教えていただきます。
冷え性は放っておくと進行します。どんどん症状が重くなっていきます。
●レベル1
・末端冷え:手足が常に冷えている。
●レベル2
・内臓冷え:手足が冷えていなくても内臓が冷える。身体の芯にある臓器が熱を保持しきれない。みぞおち周辺が冷たいと胃の血行が悪い状態。
・冷えのぼせ:手足は冷えているのに顔・頭が熱い。身体の芯が冷えることで熱が顔や頭に逃げている。手足は冷えているのに頭がぼーっと熱く感じる。隠れ冷え性のひとつ。
●レベル3
・低体温:全身が冷える。平熱が35℃台だと低体温。
・ゴースト血管:血管があるのに血液が通っていない状態。毛細血管が機能しない。手足の末端にある毛細血管が機能しなくなる。冷え性の悪循環に陥る可能性あり。
さらに冷えると、肌荒れ・クマ、便秘、むくみ、口臭・体臭がひどくなってきます。代謝が悪くなるので汗をかきにくくなり、老廃物がたまることによって口臭や体臭もきつくなってくるのです。
こわい冷え性ですが、正しい対処をすることで進行を止めることもできます。
すぐできる温活① 爪もみ
爪の横の痛気持ちいいところを、20回ずつくらい軽くもみます。(指をつまむような感じ)
すぐできる温活② カイロ
カイロを貼ると効率よくあたたまるのは、「おなか」「肩甲骨」「仙骨」です。この3か所を「冷え取りトライアングル」と言います。おなかには臓器がたくさんあるのであたためることが大切です。
食べて温活
食べ物には「陰性」と「陽性」のものがあります。身体を冷やすのが「陰性」、身体をあたためるのが「陽性」です。冷え性の人は陽性の食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
●陰性:夏が旬で身体を冷やす食べ物
なす、トマト、きゅうり、バナナ
●陽性:冬が旬で、身体をあたためる食べ物
りんご、かぼちゃ、にんじん、たまねぎ
日常生活で温活エクササイズ(家事ササイズ)
筋肉が一番熱を生み出すところなので、日常生活の中で、少しずつ筋肉をきたえておくことがいいでしょう。
①お買い物:買い物帰りはレジ袋を上げ下げします。レジ袋を2つ同量に分け、左右の手に持って上げ下げします。
②エレベーター待ち:待っている間に壁腕立て。壁に向かって両手を出し、立ったまま腕立てをします。負荷をかけるなら壁から離れます。肩こりにも効果的です。
③電車:電車に乗車しているときはつま先立ち。かかとを上げ下げします。
④掃除:足に負担をかけて掃除機がけ。脚を大きく前後に開いて掃除機をかけます。スクワットと同じ効果が得られます。
ふだんから少しずつ運動を心がけて怖い冷えを解消しましょう。冷えがなくなるとダイエットもできていいことばかりですね!
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