2018年08月一覧

入院11日目。

昨日のみぞおち痛がおさまらない。夜中も全然眠れなかった。なのに採血の結果は良好。主治医も何が起きているのかわからないという。

食べる又は飲むと痛いということは、食べなきゃいい。でもそういうわけにもいかない。点滴も終わりにして、止めていた食事を再開することに。

やっぱり痛い。食べ進めるごとに痛くなる。半分くらいで止める。痛い。動きが止まる。この繰り返し。

そろそろ退院に向かわないといけないのにどうなるんだろう。

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入院10日目。

あまり眠れずに起きた。眠れないということは治ってきたのだろうか。

朝食後、みぞおちから左脇にかけてご少し痛む。しばらくすると落ち着く。

昼食を摂り始めたらまた痛みが増してくる。食べ進めるごとに強くなり、辛くなってしまった。食後2時間ほどじっと目をつぶっていたら徐々に落ち着いた。痛いというより、つっているような感覚。内臓がパンパンに膨らんでいくような。

昨日から食事内容も量も変わっていない。変わったとすればエレンタールを飲み出したくらい。遅いけれど看護師さんに相談したら、医師に伝わって当直の先生が来た。

触らなくてもだけど触るとみぞおちの痛みがはっきりわかる。食べると悪くなる病気なので、明朝の採決まで食事を止めて、そのぶん点滴を再開するという。あーがっくり。

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入院9日目。

点滴の針をすべて抜いた。何かあったらすぐに刺すという約束で。すっきり。自由を手に入れた。トイレも行きやすいし、寝るときも気にしなくていい。

昨日の採決ではアミラーゼはクリア。CRPがもう少しなのとは別にいろんな項目でLOWが出た。絶食してたことによる栄養失調らしい。それをなんとかするために、エレンタールが投入されることになった。数年前に飲んだことがあるような。エンシュア だと脂質が多いからダメだそう。

看護師さんたちが口を揃えて飲みにくいという。冷やす方が飲みやすいとのことで冷蔵庫を借りたり、氷を入れてみたりしている。フレーバーもいろいろありそう。初日はパイナップルから。

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入院8日目。

食事が重湯から五分粥にレベルアップ。チューブが入っていないとラク。支障なく食べられる。点滴も非常事態用に置いているだけで、今日はなし。その分おなかがすくから、食事もすすむ。

CRPもだんだんと下がってきてあと少しというところ。

今日は初めておだやかに過ごせている。

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入院7日目。

昨夜のみぞおちの痛みはハンパなかった。2回痛み止めを入れ、朝は吐き気どめ。もう限界というところで、急だけどチューブを抜く時間になった。よかった。

一瞬とはいえツルツルっと抜く感触はなんとも言えず気持ち悪い。膵臓から喉、鼻と通っていくのがもろにわかる。

抜いた瞬間からすっきり。さっきまでの痛みが嘘のよう。チューブで痛みが出るなら、取れば治るかもという期待が高まる。

食事も重湯から再スタート。チューブがないだけでこんなにラクなのか。明日からまた徐々にレベルが上がる予定。

いつも入院すると寝てるだけで2〜3週間かかるけれど、退院するときは早いなぁと思う。今回はまだ1週間なのに、とてつもなく長く感じる。痛みの波があり、処置であれこれ忙しくしてるからだろうか。

そしてこの先のこと。癒合不全があるばっかりに、普通の慢性膵炎より進行が早くなっているとのこと。もし早くに癒合不全がわかっていたら、もう少し遅らせることもできたかもしれない。わからないけど。

膵石が溜まること、痛くなることを防ぎようにも手立てがなく、もし痛くなったとき治療するにもまた何日もかけて膵石を取ったり、膵液をきれいにしないといけない。急性増悪が起きる間隔が長くなるように予防的に早く治療したらいいかというと、またそれもわからないよう。流れ出る膵液の濁りを見ていると食べることにも抵抗を覚えてしまうが、食べないわけにはいかない。このまま一生つきあっていくしかない。

またひとつ覚悟。

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入院6日目。

膵管から鼻までチューブを通して外へ膵液を排出している。その膵液が濁っている。もろもろしたものがあちこちに溜まっている。たんぱくなどから成るこの濁りが停滞して固まっていくことで膵石になるらしい。もちろん普通の人にはこの濁りはない。

本来なら膵管が流してくれるところを、癒合不全で細い副膵管しかないため、滞留してしまっているそう。さらに慢性膵炎もあり、ダブルで膵石を作ってしまっている。ステントが置ければ流れていたかもなのに。

実際に起きている現象を見ることで体内の仕組みが理解できた。そのぶん、この先のことが不安になる。膵液の排出量も少なく、濁りも多い。つまりは膵石ができやすいことが容易に想像できるから。

流動食を取ったところ、すぐに痛みが走った。造影剤を入れての検査をしても、まだ石は残っているよう。濁りがなくなるまでチューブを入れておきたいところだが、耐えられなさそうなので、明日抜くことに。その前にもう一度膵石を取るか、そのまま抜くかを検討するとのこと。

それまで再度、絶食に。

毎日いろんなことがありすぎて、何日経ったのかすらわからない。

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入院5日目。膵石除去。

前回のステント手術同様、手術着に着替えて向かう。午後2時。

喉の麻酔などして、うつ伏せ。2時半。ここから記憶なし。

目覚めたら処置室から運ばれる頃だった。ぼんやり寝たり起きたりしながら、次の記憶は病室。4時半。

みぞおちの左側が痛い。吐き気もする。またぼんやりしながらも痛い。動けない。まだ意識は朦朧。うまく話せない。

主治医が来る。石がたくさん取れたとのこと。鼻からのチューブはできるだけがんばってと、チューブを見せてくれる。透明なチューブに白っぽいものが流れている。

6時半。採血。

吐き気どめを入れてからは少しラクになり、その後は寝たり起きたり。

頭が引っ張られるような感覚。身動きも取れないので、痛みが引いた瞬間に眠る。ただひたすら時間が経つのを待つ。

排出している膵液も落ち着いてきたようだ。装着物にも慣れてはきたが、痛みと不快感は変わらない。早く取り外してほしい。

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入院4日目。

アミラーゼは下がったものの、CRPは遅れて下がるとはいえもうひとつ。おなかはすかないけれど、お昼から重湯スタート。全然入らない。

起き上がっていると圧迫されるのか、みぞおちが痛む。押されて痛いのもみぞおちだけ。

血圧は相変わらず低い。75-45くらいをバンバン出す。そりゃめまいもするよ。

膵臓のこと。今回の原因は膵石にありそうなことを告げられる。膵石は奥までたくさん溜まってるようす。ステントが入ればと何度も主治医がつぶやいた。仕方ないので、かきだせそうなものだけ出してみようかということに。

しばらく悩んだ主治医は策を練って出直してきた。ただかき出すだけでなく、バルーンで膵管を膨らませて、チューブらしきものを通して鼻から外へ膵液を出すとか。チューブが留置できれば数日程度置いて濁った膵液を出す、痛くてダメならその場でスルッと外せるらしい。すべてがうまくいったとしても、当然早くに再発することもある。私の場合は奥まで膵石があるから、まずそこまで取れるかどうか。すべてが想像しがたい。

それにステントを受けつけない私にチューブを置けるかどうか、まったくもってやってみないとわからない。

膵管がないと不都合が多すぎる。

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入院3日目。

朝から快調。昨日までの頭痛もかなりやわらぎ、みぞおちも痛みが落ち着いてきた。だるさも抜けてきたからか、起きている時間が増えた。たまにふらついたりするのはよしとしよう。

救急病棟から一般病棟へ引っ越し。隔離された部屋から脱出でき、外の光を浴びることができるのは本当に嬉しい。テンション上がる。救急病棟はテレビもない部屋だったから、たわいもない騒音に懐かしさすら感じる。

お盆に突入したせいか、医師たちもまばらで主治医さえ決まらないまま。

明日の採血でいろいろ決まってくるはず。膵石をかき出したりするのかなぁ。いずれにせよ過去最短で出られそうな気がする。

今日も点滴の抜き差しが多く、初日からトータル17刺し目まできた。退院するまでにどんな記録が出るんだろう。

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入院2日目。

頭が痛くて、だるくて、お昼までは寝たり起きたり。点滴量が多いからトイレは2時間おき。どんどん顔がむくんできて、手もグローブのようになった。

いったん点滴を少なくしたものの、今度は水分が足りないかもということで再開。この時点で通常点滴3本。しばらくすると針先から静脈炎を起こし、2本ともさしかえ。

同時に呼吸が遅すぎるからと、簡易心電図、酸素量計測器を携帯させられた。もちろん本気の心電図も。頭の痛さやふらつき、血圧に異常があるのか、ナースステーションがざわつきはじめ、30分ごとに呼吸の確認。じっとしていると落ち着くが、起き上がったり、寝たりしたときに目がまわるのと、頭をわしづかみにされてる感じが続く。途中で減らした点滴のせいか、脱水症状が起きているらしい。異常に下がった血圧(50-84)がさらに下がることを恐れて、痛み止めも使えない。地獄。

みぞおちは押さえられなければいけるかな程度。波の上下が出てきた。採血の結果、アミラーゼと白血球は落ちたけれど、CRPはまだ上昇中。

夜になり血圧がやや戻ったときに痛み止め。全身がラクになる。

はじめての経験が多すぎてやや混乱。

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