膵炎一覧

332日目。次の内科、受診。

無事に予約が取れたので第2の病院へ。

担当医は若い男子。前の外科医の粗さと比べると格段に丁寧な対応でほっとする。

今さらながら、そもそも論。膵液が通りにくいために痛みが生じるので、その原因が膵石なら砕いたり除去したりして流れるようにする。石を取るだけでは無理なら切る。膵管癒合不全も原因のひとつなので同様。膵液の流れを邪魔するのなら取る。これもどんな具合なのかによる。
今の状況がどうなのかを検査してからの判断になるので、前の病院から画像を取り寄せ、新たにCTと採血をして終了。次回、治療方針を決めることに。採血で腎臓が良くないことが発覚。

どうなるんだろう。
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330日目。次の内科へ。

毎日展開する手術の話。すっかりかかりつけ医と仲良くなってきた。

県をまたいで、膵石除去をやっている大きな総合病院へ行こうということに。今かかっている外科医に信頼が持てないのであれば、のちのち不具合が起きるに違いないから、予約してあるCTもなくしてしまって、違うところに行きましょう。もし、また外科的な手術という話になっても、他所でもやっていることだし、この先生じゃなきゃということでもないのでやめましょうと。全部かかりつけ医が手配してくださることに。ほんとにありがたい。ひとりでは絶対にできないこと。1年考えても前に進んでいなかったと思う。
手術って信頼関係がほんとに大事なんだということもわかった。全身麻酔して身を預けるんだから、しかも大きな傷もその先生次第、何かされたらとんでもない。笑って終われるわけもないし、一生抱え込むのは自分。よしと思えるようにならなければ受けてはいけない。勉強になった。
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328日目。手術変更。

かかりつけ医から近隣の専門医へご連絡いただいた結果、開腹手術はこの近隣ではほぼやっていないとのこと。やはり症例が少ないのは間違いなさそう。膵石を取ることはやっているらしい。これもまあまあの手術になるそう。

最初の外科の医師だと問題が起きそうな気配がするので、またもやかかりつけ医の知り合いの内科医へ連絡。同じ病院内でも内科と外科はほんとに仲悪いんだな。めっちゃ迷惑。そのへんなプライドはどこかへ捨ててほしい。
ここまできてわかったことは、慢性膵炎の手術は非常に少なく、情報すら出回ってないことだけ。草の根運動のごとくしらみつぶしに当たるしかない。しかし素人がひとりで調べるのには限界がある。かかりつけ医に甘えながら、もう少し納得するまで進んでいこう。
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327日目。セカンドオピニオン的?

総合病院の外科での不安をぶつけにかかりつけ医のところへ。

担当医が手術の回数が少ないことなど、ある意味ぶっちゃけて話してくれたことはよかったのかもしれない。それが本音なのだろうと。

膵石を取るだけではダメなのかと問うても、内科的に少し取って何かが起きるより、ばっさり切ってしまった方がいいとの考え。ただ手術はその医師をどれだけ信頼できるかなので、信頼できなさそうなら他からも情報を得ようと、近隣の専門医にも声をかけてくれることに。
こんな話から、外科と内科の関係の悪さを少し教えてもらった。それぞれのプライドと役割の断絶に闇がある。患者には関係ないこと、迷惑なことなのに。
医者はそれぞれ目の前にいる患者のその瞬間しか見ていないから、前後のこと、内科と外科のこと、いろんなことを繋げて考えようとしない。だから今までほっといてごめんと謝られてしまった。かかりつけ医にはそこまでは思ってないんだけど。なんとも言えない。今回は私が目の前でどんどん倒れていくのを見て、この人は元気に60歳、70歳と迎えられるんだろうかと心配になったよう。

一緒に聞いてくれてた看護師さんは、同じ女性だけに不安さをわかってくれた。医師にも意見してくれたりもした。不安をぶつけられたことでひとまずホッとした。次の展開に期待。
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324日目。慢性膵炎の手術。

緊張の外科受診。手術の説明からだけれど、そもそも慢性膵炎の手術自体が少なく、その医師は女性は見たことないとのこと。緊急でもないし、絶対でもないから、薬で対処が多いのだろう。しょっぱなから不安。

私の場合は膵石があり、膵管も肥大しているため、全身麻酔で6時間の開腹手術。リスクは合併症。順調なら2週間の入院。合併症があれば長期化。退院して数ヶ月後には、元の生活に戻っていける自信はついているだろうと。自信とは、食事とか外出とか。今のような脂肪分の制限などが解かれ、運動もできる。
おなか中央部に大きな傷跡が残る。一生消えないと何度も念押しされる。怖い。アラフィフとはいえまだ未婚。オンナであることはまだ捨てきれない。なにより自分の姿を見て落ち込まないか。

入院も慣れているし、痛みにも慣れている。しかしこの先またいつ出るかわからないし、発症の間隔も狭くなっている。今後の生活にどれだけ支障が出るのか。

もっと若ければどっちかに振り切れるだろうし、歳をとっていたら割り切れるだろうし、全部がことごとく中途半端。

手術ができるかどうか、術前検査をいくつかやって、また医師と会うことに。それまでに考えなければならないが、考えきることができるだろうか。急ぐ手術ではないが、やるなら今しかない。できるだけ情報を集めて頭を整理しなければ。
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323日目。服用中の薬。

メモ書きとして。
現在服用している薬

・カモスタッドメシル酸塩錠100mg 毎食後 2錠
・ラベプラゾールNa塩錠100mg 朝食後 1錠
・マグミット錠330mg 朝食後 1錠
(*退院時はネキシウムカプセル20mg、酸化マグネシウム錠330mg)
頓服
・ロキソプロフェンナトリウム60mg、 1回1錠
退院してから、頓服も10回以上は飲んだはず。どこまで我慢できるか、いつ飲めばいいか、未だに悩んでしまう。頓服のストックがなくなるのが怖いのが本音。
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309日目。内科からの連絡2。

内科の先生から連絡。先日の入院先に手術ができる人が異動してきてたらしいとのこと。以前言っていた病院よりはるかに近いし、画像を取り寄せたりしなくても過去のデータもある。奇跡的に連休明けの外来でひと枠だけ空いてるらしいけど取りますかと。断る理由もなく了承して切る。そして無事に予約がとれたとの連絡がきた。
仕事も生活もなにもかも諦めて、どこか白々しく生きていたところに、一筋の光が見えてきた気がした。
先生が親身になって考えてくれたこと、たまたま先生の目の前で倒れたこと、傷病手当は終わったけれど失業手当がもらえること、手術できる先生がやってきたこと。いろんな偶然が重なって、この機会に恵まれた気がする。もし少しでも何かがズレていたら、こんな話になっていないだろうし、手術しようとも思わなかったはず。
まだスタートに立ったばかり。闇を抜け出せるかはわからないけれど、少しだけ前を向いていこうと思う。
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306日目。内科からの連絡。

かかりつけ医から連絡あったので病院へ。疑いのある膵管癒合不全と膵石は手術しかないかもしれないと。

関西で自信持って手術してるのは、調べる限りでは某大学の医学部だけだと。
入院先から画像など取り寄せて、大学病院に連絡して、とりあえず行って話を聞いてみようってことに。自宅からは遠いから、近いとこに対応可能な病院があればそれを聞いてもいいしということで。

何度も何度も、めっちゃ勉強になりましたと言われた。とても珍しく、症例も多くないらしい。一度だけ似通ったの病名のついた患者さんがいらして、50歳前後の女性でしかも元気で、手術する必要なんてないと思っていたところ、別の方に手術しかないと教えられたそう。その女性はこの先のことを考えたら手術するとスパッと決断されたよう。


なんにも悪いことしてないのに、この先ずっと苦しむのはかわいそすぎると言ってくれた。そこまで言ってくれるなんて、泣きそうになった。

手術が可能なのかどうか、どこまで治るのかまったくわからないが、大きな山が動き始めた。

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304日目。NG食材。

食後に痛みが強くなった。左脇から背中へかけて、重苦しい痛みが走る。痛み止めも効かない。一晩経ってもまだ痛い。食欲もなく、だるさも強く、昼夜問わず寝ていた。寝ても寝ても眠いくらい。

原因は厚揚げなのではないかと思う。ずっと避けていたけれどつい手を出してしまい、口にしたときたった少しの油分でもキツイと思ってしまった。まさかこんなことで。
自炊できる今はいいけど、そうじゃないときだって出てくる。友人と食事なんてことだってある。いちいち食材に気を遣っていられないときだってあるはず。つらくなってきたな。
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303日目。かかりつけ医。

退院して初の内科受診。顔を見るなり、おつかれさんやったねと。そしてこの先大変だろうから手術とかで治るかどうか調べてみる、自分は勉強不足なので少し調べる時間をくださいと言ってくれた。いつも患者が溢れてるためか淡々と流す先生なのに、さすがに自分が救急車呼んだとなったら考えるのだろうか。
入院先からの紹介状を読みながら、内容に疑問があったのか、いろいろと質問もされた。痛みが治まらないのは慢性だから仕方がないと言われたこと、退院してもすぐに痛くなるかもと言われたことなど、不安な点も伝えた。そして、就活しないといけないのにどうしたらいいかわからなくなると言ったら、こんな爆弾抱えてたら無理もない。自分含め、医者って目の前の患者が良くなったらそれで終わってしまうんだけど、患者さんには日常生活もあるからそうもいかないよね。もしかしたらいまが決断するときなのかもしれないね、と。

珍しくこちらを向いてくれたことにやや驚きを感じながらも、ここは頼ることにした。どんな答えを出してくれるのか待ってみたい。
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