膵炎一覧

291日目。痛み止め。

どうしようもなくなって痛み止めを飲んだ。みぞおちがギリギリ、頭はガシッと掴まれたよう。痛みが治まってきたところで、入院セット作り完了。1日の半分以上を寝て過ごす。

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287日目。退院してから。

家に戻ってから1日、ひどく疲れを感じる。ずっとベッドの上で寝たきりだったから仕方ないのか、少し動くだけで息が上がる。食事は病院食を真似ているものの、すぐに満腹になり、吐き気までする。少し食べては休みを繰り返す。腰痛と背中痛は随時発症するから、じっと座っていられない。夜も早く寝るし、昼間も起きていられなくて寝込んでしまう。とはいえ1〜2時間で起きてしまう。それでもだるいと起き上がれなくてまた寝てしまう。


幸いにお天気もよく、心地よい季節。焦らずゆっくり、少しずつ日常を取り戻していこう。
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286日目。退院。

2週間ほどの入院生活も終了。今までにない痛みに戸惑うことしきり。最終日の明け方まで痛み止めな点滴を入れるという、不安の残る退院となってしまった。最後まで残ったのは腰痛と背中痛。点滴も我慢しようかと思ったが、痛みを引きずって出るのも癪だし、ダメ元で押さえにかかることにした。少し経てば出てくるのはわかっているけれど。

これまでは急性膵炎だった。今回は慢性膵炎との判断。膵炎と名がついているものの、痛みの出方や治まり方が違う。日常に戻ってからどうしたらいいか、この先の就活にも膵炎を考慮しなければならないのか、などとこれまでにない感情に襲われる。考えても仕方のないことかもしれないのかな。
久しぶりの外の空気は想像よりひんやり。桜もきれいに満開。いつもより短い春だけど楽しみたい。
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284日目。病院での日常。

窓から見える桜もすっかり満開。室温も変わってきた。日が昇る時間も早くなり、6時前には明るくなる。外はガスっているけれど、毎日いいお天気。入院生活も2週間になると慣れすぎくらいになってきた。

寝る時間がほんとに早くなった。夕食を済ませたら、もう寝る体勢。カロリーは低いがおなかいっぱいになるためか、すぐに眠くなる。いつも食べないようにしていたから、こんなに規則正しくおなかに入れるのも前の入院以来かもしれない。太ってきたのもわかるし恐ろしいけれど、今だけは罪悪感を感じず食べようと決めている。食べるとほんとによく眠れる。寝ると夢は見る。印象的ではないが、記憶に残る夢。嫌ではないが、楽しくもない。1〜1.5時間で覚醒しながら、夢の続きを見る。そして今は5時半くらいには起きる。8時朝食、12時昼食、18時夕食。考えられないほど正確な日常。
こんな生活が家に戻ってもできるのだろうか。今でも焦りはあるが、戻るともっと強い焦りになるような気がして怖くなる。怖くなると起きるのが、目を開けるのが恐怖にかわる。もうすぐ退院。そんなことばかり考える。
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283日目。入院小ネタ。

痛みがひいたと思ったのもつかの間、食後にじわじわとおなかから背中にかけてやってきた。点滴のラインは残しておいたものの、1日流していないと固まってしまった。改めて取り直して痛み止めをつなぐ。飲み薬じゃなかったんだ。採血の指示もないようだし、主治医はきっと忘れている。

痛み止めは30分ほどだけれど、入れると落ち着く。点滴は効くのが早いから嬉しい。
点滴もかなり刺してきたし、血管が細くて刺し直しや漏れも相当数あるから、両腕ともそろそろ青タンだらけ。刺す場所もなくなってきて二の腕、手の甲まできた。大失敗に終わった二の腕は、漏れがあまりにもひどく、薬物の影響が出たらまずいと見つけた看護師さんに証拠写真を撮られ、それが看護師さんたちの間で広まり、ワイワイと見学に来られた。アイスノンもかわるがわる来る人が交換。一瞬話題の人だったらしい。刺した本人は、それまで生意気そうな子だったのが一転物静かに。ほんとにそこに刺すの?とわざわざ聞き、大丈夫と自信ありげに答えていからバツが悪いよう。上手い人はほんとに上手いし、下手な人は血管を探すときからわかる。どうやって練習してるんだろうといつも思う。
ヒマなときにはこんな些細な出来事も楽しめる。
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282日目。痛み激減。

痛みが軽減してきた。食事をしても急激に痛むことはなく、じわじわあるだけで我慢できる範囲。点滴も外れ、飲み薬に切り替わった。主治医曰く、炎症がないからこのまま退院へ向けて突っ走るよう。痛みは残るのか聞いてみると、多少へ残るかもしれないし、なくなってもまたすぐ出るかもしれない。膵炎だし。家で対応できるよう、点滴ではなく飲み薬へとスライドしていくらしい。やっぱりザクザク進めていくな。すぐに血液検査して、翌日には退院だろう。曖昧に痛みを残したままだと不安だけど。

あと少し、桜のあるうちに出られそう。
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281日目。固形物チャレンジ。

炎症の数値は良くなったものの、アミラーゼは高いまま。それでも食事レベルを上げてみましょう、全部食べなくていいからやってみてと、ドクター要請チャレンジ企画。これでうまくいけば点滴も外して薬に切り替えるらしい。液体だけで痛みが走るのにそんなことあり得るのか。この方、前回入院時も異例のスピードで進めてたし、おなかを触ることもなく、データのみの判断しかしない。若い女史。正確ならいいけど。

1食目。五分粥に野菜のシチューという名のスープ、温野菜サラダ、フルーツ少し。ごろごろシャキシャキしていて、久しぶりの固形物としてはパンチがある。角が刺さる。もっと煮込んでくれたらいいのに。そしてやっぱり食後の差し込みがきつい。
2食目。五分粥、白身魚、野菜の煮物、おつゆ。ボリューム増。痛みと戦いながら食べる。内臓がメリメリいっている。それでもいったんお箸をつけてしまったらやめられない。これまでの飢えがそうさせるよう。
固形物開始初日は痛みが出てきた。食後は痛み止めの点滴必須。これに対してどんな判断が下されるのだろう。
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280日目。停滞か悪化か。

土日はお見舞いの方が多く、週末だなと感じた。明けて月曜の朝はドクターが走りまわる。

先週の今頃は点滴2本を器械を通してつけていたから身動きがなかなか取れず、痛みもまだ強く、さらに日曜は終日院内停電があり、ヒマを持て余していた。それから1週間、ほぼ何もしないできない安静の日々を過ごしてきた。

痛みのアベレージは下がったけれども、次の段階へはまだなのかもしれない。昨夜痛み止めを入れずに寝たところ、今朝はいつもより強い痛みで目が覚めた。胃に何かを入れたときと夜中が痛むときだと明確にわかってきた。痛み止めは変わらず1日3回程度。
睡眠は、寝付く時間としては改善してきたが、トータル時間としてはまだまだ。あと2時間くらい眠れたらすっきりしそうな気がしてならない。点滴によるトイレ事情もあるから仕方ない。結構寝たなと思っても、1〜1.5時間しか経っていないことが多い。
今朝は採血。結果次第でモチベーションも相当変わるはず。とりあえずドクターを待つ。
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279日目。数値、逆戻り。

食事が始まって1日半後の昨日の血液検査。順調に下がっていたアミラーゼが倍増したらしい。そのため、せっかく始まった重湯とスキムミルクから食事レベルを上げるどころではなく現状維持。週明けに再度採血をして、改善が見られなければ点滅の内容も変える必要があるとか。また絶食の可能性も。いったん始まった食事がなくなるのは辛いに決まっている。こんな状況はじめて。

昼間の痛みは食後がほとんど。特に冷たい飲み物が胃を通過すると痛むような気がする。あとは深夜。これは今ひとつわからない。冷たい飲み物を避けた方がいいんだろうけど、点滴も少なくなっている分、おなかがすいているから出されると飲んでしまう。補給するものが他にあればいいんだけれど、ずっとお茶だと味気なくてさみしい。絶食へ戻ってしまうと長期戦になってしまう。ひどいと手術になりかねない。ここでなんとか止まってほしい。
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277日目。食事解禁。

血液検査の結果が良かったということで、昨晩から食事解禁。食事といってもサラッサラの重湯だけれど。それでも進歩には変わりない。

重湯、スキムミルク、100%フルーツジュース。全部水分。少し飲み込むだけでみぞおちから左にかけてもズキズキ痛むし、時間がかかる。すべて飲みきるのに1時間。異常にかかる。ここで慌てずにじっくり取り組むことで体重の増加も防ぎたい。あわよくば過食嘔吐を制したい。

食事が取れると点滴が減る。点滴が減るとトイレが減る。トイレが減ると睡眠継続時間が増える。少しずつだけど日常へと向かっている。
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