膵炎一覧

359日目。入院2日目。手術当日。

眠れないなと思いながらもいつのまにか落ちて5時間、ずっと夢を見ていた。起床時の足は硬直。みぞおちも痛い。

朝食は流動食。午後から検査着に着替えて点滴開始。呼ばれるのをしばし待つ。検査着ぶかぶか。眠ってる間にはだけやしないか心配。
部屋からストレッチャーで移動。喉に麻酔の薬をかけたり、含ませたり。点滴から抗生物質を入れたら両腕にかゆみが発生。慌てて止められる。
診察台の上ではうつぶせ、酸素吸入、睡眠薬投入で、すぐに意識がなくなる。
目を覚ましたら元の病室。もう終わったんだ。看護師さんに話しかけられるも、みぞおちが痛くて起きられない。痛み止めの座薬を入れてもらう。ドクターも来ていて、全部できたよとうっすら言っていた気がする。
しばし硬直しながら、やっと目が開けられたところでスマホを見て、ここで病室を出てから1時間半が経過していたことを知る。
さらに30分ほど眠ってから、ようやく起き上がり、ふらつきを看護師さんに確認してもらい、ようやくトイレへ。既に2時間経過しているため、採血。
やっぱり痛むが座薬を入れたところなので痛み止めはもう少しがまん。そこへまたドクター登場。予定通りの処置はできたようだか、もしかしたらステントが合わないことも考えられると。その時はやり直し。採血結果は悪くないようで、飲料のOKは出た。
みぞおちに大きなかたまりがあるような感覚。痛いし気持ち的に怖い。動いたらなにか起きるんじゃないかとヒヤヒヤする。一瞬だけ痛みが止んだりするけれど、すぐまた痛む。体勢にもよるのか。
だんだんと痛みが強くなり、目が開けられなくなる。痛み止めを入れてもらっては眠るを繰り返す。膵炎のときみたいだ。
夜中よりはマシだが、朝になってもまだ痛い。このままだと辛すぎる。一体どうなっているんだろう。
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358日目。入院1日目。

いよいよ入院。いつも急に運ばれるので、予定された入院は今回が初めて。しかも初めての病院だから、荷物の準備に不安が残る。

受付で手続きを済ませ、病棟へ移動。看護師さんから簡単な説明を受けたらもう終わり。普通に食事も出て、あとはのんびりするだけ。
初めての病院だから、とりあえずフロアを散策して設備の確認。部屋は四角い大部屋の廊下側だが、スペースは過去最大の広さ。おかけでお向かいさんとも距離が遠くて静か。給湯室やシャワールームなど、設備的にはどの病院もほぼ同じ。部屋の様子も。食事の際のお箸類の用意があるかどうかだけが大きな違い。
看護師さんたちも静かで、やっぱり病院ごとに違うなと確信。地域性もあるのかも。就活するときは内部事情までわかっていないと、同じ仕事でも気持ちが違うよな、なんてどうでもいいことを考えていた。
食事はいたって普通。入院中におかゆ以外のごはんを見たのは初めてだなぁと感慨深くなる。半分強を食べて、おなかいっぱい。
気持ち悪さも取れずにいたら、看護師さんから、顔色が悪いと言われる。血圧、体温は普通。空調が効いていて寒いので、布団を追加してもらう。
最後に医師がきて、手術の話をもう一度。私には副膵管しかなく、その副乳頭からの手術は非常に稀で難しいため、どこまでできるのかはわからない。できる限りのことはするけれど、危険を避けて撤退せざるを得ないこともある。そうはならないように努力はするけれど、それだけ難しいことだと理解してください、と。
ついにここまできた。
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352日目。痛みと悪心。

みぞおちから左側にかけて、ズキズキと痛む。喉には何かがつかえているような感じ。吐き気と気持ち悪さがある。痛みより吐き気の方がひどい。仕方なく痛み止めを飲んだりしてやり過ごす。気持ち悪さで目が開けていられないときはぐーっと我慢して、痛みが消えた一瞬で力が抜けて落ちる。

久しぶりのこの感じ。手術したらなくなるのだろうか。情報が少なくて不安が募ると、むやみやたらと手術に絡んだ検索をしまくってしまう。
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350日目。現在の薬。

結局、現在の処方せれているものは

・カモスタッドメシル酸塩錠100mg 毎食後 2錠
・マグミット錠330mg 朝食後 2錠
・モサプリドクエン酸塩錠5mg 毎食後1錠
・リパクレオンカプセル150mg 毎食後2錠
・ネキシウムカプセル20mg 朝食後1錠
・アミティーザカプセル24μg 朝夕食後1錠
・センノシド12mg 就寝前2錠
・ラグノスゼリー分包16.05g 毎食後1包

モサプリドクエン酸とリパクレオンカプセルは初めて。

一時期はゼロにまで持っていった薬も、膵炎と便秘でこんなに増えてしまった。結構お高くてびっくりする。これを入院まで続けて、入院中に腸の検査までしたいというのが医師との計画。
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349日目。手術後のこと。

手術後の生活はどうなるのかも聞いてみた。

日常生活は何も変わらず、運動も問題なし。痛みが少なくなり、快適になるだろうとのこと。ただし、食事制限と断酒は変わらない。脂肪分をできるだけ控えること、アルコールは一切飲まないこと。ここが大きいんだけど。
気持ちを慣らしていくしかないんだろうな。旅行も楽しみが減るし、つきあいで飲むこともなくなる。楽しいことも憂さ晴らしも、アルコールなし。
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348日目。膵管癒合不全と膵石あり。手術確定。

超音波内視鏡が終わり、主治医とのお話。

どうやら主膵管がほとんど見えなかったよう。癒合とかそういう問題以前のことかも。これについては前回聞いた通りで、どうすることもない。残っている副膵管も非常に細く、さらに副乳頭付近に膵石が存在する。もちろんそれ以外にもある。石灰化も見られることから、慢性膵炎が確定。

手術としての理想は、副乳頭切開、膵石除去、ステント留置だが、やってみないとわからないようで、これらのうちひとつできるか、ふたつできるか、全然できないこともある。細くて切開すらできないことも。この場合どうなるのかは聞き忘れ。
手術後のステント入れ替えの回数も人によるらしい。1〜2回で終わる人もいれば、もっと必要な人もいる。これもやってみないと。
繊細で症例の少ないものだから、やってみないとわからないことだらけだけれど、もう前を向くしかない。
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347日目。超音波内視鏡。

早朝からの超音波内視鏡に臨むため、前日の21時までに食事を済ませ、早々に寝る準備をした。普段寝つけないから不安に思っていたが、だるさのせいか、日付けが変わる前から寝始め、何度か覚醒しながら、7時間は寝ることができた。すごい。

胃カメラを飲むのと同じように、喉の泡を消す液体を飲み、点滴をされ、横になって血圧を測る。喉に何かを振りかけ、眠る薬を点滴から投入されたらすぐに朦朧としてくる。先生たちが何かを話しているなと思っていながら、もうその先は覚えていない。目が覚めたときは、すでにベッドからイスへと場所も変わって寝ていた。

結構強烈な眠り薬だったんだ。まったく覚えていない。ここで検査室に入ってから1時間経っていたことに気づいた。あっという間に終わったんだ。ぼんやり何かを見られるのかと思っていたが、気持ちいいほどに1ミリも覚えていない。何が起きていたのか、自分でも確かめたかった。
結果についてはまた明日。
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344日目。酢もダメ?

酢の物などは普段そんなに口にしないのだが、疲労対策のためか突然さっぱりしたものが欲しくなって、もずく酢を食べた。

ズキっ。
そっか、お酢もダメなのか。確かに入院中も出てこなかったし、刺激物と言えそう。初めて気がついた。
まだまだ気づかずに失敗してしまいそうな気配がする。あぶない。
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342日目。手術方法。

先週撮ったCTから、膵石がいくつかあるのが判明。主膵管の一部がつながってなさそうということも。成長するにつれ繋がっていくはずのメインの膵管が、繋がらないままになっている。これが膵管癒合不全。そして、繋がっている方の膵管に膵石があり、膵石が動いたり詰まったりすることで炎症を起こすのだろうという見解。ちなみに繋がっていない膵管はというと、この先どうすることもできず、このまま一生を終える。

そこでいよいよ気になる治療法。ステントを入れ、膵石を取って、膵液の流れを良くすれば痛むことも減るのではと。次回、超音波内視鏡をやって確定する予定。


ステントは数ヶ月ごとに取り替え、入院は各1週間程度(4〜5日)。

これで完璧になるとは言えないけれど、痛む確率が減るはずだとか。何回か入院しなければならないのがひっかかるが、少しでもラクになるのならやってみた方がいいのだろうか。なにより開腹手術までしなくていいのは嬉しい。

ようやっと前に進んできた気がする。
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335日目。次に向けて。

先日のセカンドオピニオンの話をかかりつけ医に。

病院間で連絡を取り合っていて、次の診察日時もご存知。そしてどうだったかと聞かれた。担当医が症状をわかったうえで、どういう処置をしたらいいかを判断してくれる人であればいいね、と。そう、ただ言われたから切るとかではなく、どういう状態だからこうなっているのか、そしてこの先生きていくうえで障害となるのであれば、その対策を打つ。それは具体的にどうすることなのかを明確に答えてくれる。当たり前だけど、これが求めていたものなのかもしれない。
ひとまずお互いに胸をなでおろす。
そして、3度目。勉強不足で申し訳ないと謝られた。
簡単に通り過ぎていく医師が多い中、少しでも患者に寄り添ってくれる人に会えたことは、ほんとにありがたい。その成果がきちんと出ますように。
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